傷心の帰宅

いよいよ今日は人間ドック。起きても朝飯はおろか水さえ飲めないので、7時半に目覚ましが鳴るまでベッドでイジッとしていた。身支度をして8時ちょうど部屋を出る。3~4分で県庁脇の健診会場に到着。今年最終の健診でしかも土曜日ということもあり、すごく混雑している。受付を済ませ着替えて検査を受けるのに30分ほどかかる。

検査は自分で腕をつっこみ自動測定する血圧から。ところが数値を見ると、138~87といつもより上が20、下が10ほど高いのだ。注意書きに「上が130以上、下が85以上の人は二度測定ください」とある。若干下がったが、二回目の測定も同様の値。血圧だけは自信があったので、係に3回目の測定をお願いしたが、問診時にも計るということなので次の項目へ(問診時では「109~81」だった)。

さあ、問題の「オフィシャルウェイト」の測定だ。台にあがると頭上のバーが下がってきて身長・体重を同時に測定する恐怖のマシーンに上がる。精いっぱい背筋と首筋を伸ばすが結果は? ナント、身長は昨年より3㎜縮み、体重は900g重いのだ。この(たった)二日間、懸命な節食で頑張ったのにすべてが水泡に帰す。テストで赤点をとったようで、気分はイッペンにブルーになった。あとの測定はもう夢うつつ、いつもは10時前で終了するのに、今日は10時45分終了。いつも出ていた食事の代わりに千円分のQUOカードをもらい、傷心をかかえて帰路につく。

こうなったらもうヤケ食いだ。途中いつものうどん屋で、朝昼兼用の肉得うどん中盛にかき揚げ天ぷらとお稲荷さん1ヶを食べ、部屋に戻ってここしばらく我慢していた三ツ矢サイダーをがぶ飲みし、ケーキ1ヶにリンゴ1ヶを平らげた。

今日の結果が郵送されるのは6週間後、きっと「肥満症」「再診」「要注意」の文字が並んでいることだろう。1月末にはそれをもってT先生のところへ行かなければならない。もう耳元で「あれだけ言ってるのに、お前、また太ったな」の言葉が聞こえてくる。さあ、なんて言い訳しようかな。「感染が怖くて運動が思うようにできなかった」とコロナのせいにしてしまうか、、、