2024春 西国行脚(16日目)

WiFi求めて

薄曇りながら天気は上々、空気は乾いるが直下の陽射しは結構強い。

地図を見て、ここ須崎からそう遠くないところに牧野富太郎が生まれた佐川町があり、桜百選にも入る「牧野公園」があることを知る。7時過ぎに始動、途中とんでもない細いクネクネ道になって往生したが、40分ほどで無事到着。

勾配は緩やかだが、つづれ折りの道が続いている。桜は花びら一枚も残さずものの見事な葉桜だった。あとで聞いたら、3月31日全国で一番早く満開となりその後の雨で散るのが早かったとのこと。でもツツジ、サツキ、ほかいろいろな花が咲いていて目を楽しませてくれた。40分ほど散策し、本日本命の「県立牧野植物園」へ向かう。

9時半、五台山頂上にある植物園に到着。2015年5月バイクでお遍路の際、隣接する31番札所「竹林寺」に来ているが、一方通行とはいえ五台山の細いクネクネ道には神経を使う。

園内の広さにビックリ、今日中に周り切れるか心配した。しかも斜面に展開してるからアップダウンもあり、新潟のジジイにはチトきつかった。途中美女(?)トリオによるピアノ・ヴァイオリン・フルートの演奏なども楽しみながら、二時間近くかけてほぼ全域を廻りきった。

時刻は正午近く、高知城そばの「ひろめ市場」でのランチはあきらめ、北西部の仁淀川沿いにある茶店「あおぎ」に向かう。ところが2年前と同様「定休日」の札が、、、しょうがない、その先の道駅「633美の里」へ。今日食べたいのは、B級グルメの鏡「安くて、量があって、旨い」大豊町「ひばり食堂」のカツ丼。普通の二人前はあるご飯とカツが900円(値上がりしてるカモ)と合って行列必至の店だ。17時まで営業してるので軽めに「ズガニそば」850円を食べる。小さくても脚なり爪なりが載ってるだろうと思いきや、「湯花」のようなものがパラパラ、フワフワ漂ってるだけで「ズガニの味」なんかチットモしない。これにはガックリだ。

道駅から40分ほどで「ひばり食堂」に到着するが、ネットで調べて17時まで営業なのに行列はおろか店までもが閉まってるではないか。

しょうがなく近くの巨樹「大杉」を見に行く。維持費名目の賛助金も上がって200円になっていた。ここを通る度に寄っているが、2本に見える巨樹の根は一つ、いつ見ても迫力がある。

そばに「美空ひばり」の記念碑がある。駆け出しの頃ここへ巡業に来てバス事故に遭い、しばらく療養。その間この巨樹に「日本一の歌手に」と願掛けしてたそうな。初めて来たときは「ひばり館」なるものがあったのだが今はもうない。福島の塩屋岬同様近づくと「川の流れのように」が流れてくる。

ここには道駅「大杉」があるが、山の中でモバイルWiFiが入らない。北隣の道駅「霧の森」に行ってみるがここもダメ。さらに高速に乘ってもう一つ北の香川県の海沿いの道駅「とよはま」で今晩のネグラを確保した。

今日の歩行数は、二万歩はいったかと思いきや約9,200歩でガッカリ。明日はどうしよう。土日で高速割引があるうちに徳島・淡路まで行ってしまうかな、、、