紅葉の谷あいを走る

朝はかなり冷え込んだが、ライトダウンのベストとジャケットの両方を着込み、何とか凌いだ。今日も快晴、道駅「南相馬」裏手の芝生公園をちょっと散歩、桜モミジがきれいである。

8時過ぎ、始動。9時オープンを待って、相馬市伝承鎮魂祈念館を訪問する。東北大震災の慰霊碑には犠牲となった市民の氏名が刻まれている。館内で8分ほどのビデオを見たが、凄まじい津波の様子に胸が締め付けられる思いだった。ここは松川漁港に近く「北寄貝」が有名だ。藤代のT君が電車に乗ってまで食べに来たようだが、この時間まだ開いてる店はなく、次回の楽しみにとっておくことにした。

途中一部無料高速区間を利用し、その後山間を走ること一時間余、「いいだて村の道の駅までい館」に到着。真新しい建物に復興の決意みたいなものを感じた。

飯館から山間部の国道115号線で山肌の紅葉を眺めながら走る。11時半、大笹生IC近くにできた福島県35番目の一番新しい道駅「福島」に到着。

遠望する頂上付近が白くなったのは磐梯山だろうか。腹も空いたので「野菜かき揚げそば」900円を食べる。ここから今日の目的地「米沢」は無料高速でおよそ30分で着くが、風もない快晴のドライブ日和が勿体なく、ちょっと遠回りして向かうことにする。

飯坂温泉を抜けてクネクネ細道の県道46号線や国道113号線を走り、13時過ぎ、旧羽州街道の宿場町が点在してた宮城県七ヶ宿町の道駅「しちかしゅく」に到着。ダム湖のほとりにあり、隣の郷土資料館「水と歴史の館」を見学する。

羽州街道松尾芭蕉イザベラ・バードも通っており、宿場町としての歴史資料や水没する前の風景を写真や絵画で展示している。

七ヶ宿町から道駅「たかはた」を冷やかし、15時前に今晩泊する予定の道駅「よねざわ」に到着。ざっと館内を廻ったが、美味しそうなものがいっぱいあった。

明日は今航の最終日だ。ここ「よねざわ」で買い物し、喜多方でラーメンを食べ、「にしあいづ」など道の駅に寄りながら国道49号線で帰る予定である。