2023秋 北海道・東北放浪記(20日目)

快適ドライブ

昨夜はキャンピングカーに囲まれ泊、この手の車がやたら増えてる感じがする。寿都の道駅は漁港のすぐ脇、起き掛けに散歩がてら港内を歩いてみる。水揚げらしきところに行ってみると、運搬船で運んできた養殖モノのカゴに入ったホタテを取り出してるところだった。

7時、寿都を出発し走ってすぐ弁慶岬に到着。ここはちゃんと弁慶さんにご挨拶しないとね。国道229号線(ソーランライン)を南下するが、三連休の最終日で混むかとおもったら今日走った道はどこもガラガラ、ほぼほぼ貸切状態でマイペースで楽しく走ることができた。

道駅「島牧」を過ぎると「栄町」に入り「モッタ温泉」が見えてくる。2014年9月7日、2回目のツーリングでここを南下してるとき、後輪がパンク。レッカー車を呼んで函館のデューラーまで搬入し新しいタイヤに交換して事なきを得たが、なにせ初めてのアクシデントでここの地名、温泉だけは忘れられない。

1時間ほどでせたな町の「三本杉岩とロウソク岩」に到着。何回観ても奇妙な景観である。向かって一番左の小さいのが、実は一番大きい「ロウソク岩」である。

せたな町から道道42号線で八雲へ向かい、10時ちょうど、八雲町公民館に到着。先ずは「木彫り熊資料館」を見学する。明治初期、尾張徳川当主が外遊先のスイスで見た木彫りを困窮してた藩士に奨励、八雲に入植したものの手で花開いたのが「熊の木彫り」だ。吠え熊、這え熊、鮭の持ち方もいろんな種類があるんだ。

奥まったところにある「郷土資料館」、他と同様先史時代からアイヌ、明治以降の入植から各分野の産業発展まで、丁寧に説明されていた。

近くにある「梅村庭園」に寄る。愛知県から入植した梅村某の別邸に造園され、1930年頃完成した「池泉回遊式庭園」だ。色づき始めたモミジを見ながら池を一周する。

八雲から日本海側に出るつもりだったが、江差の南辺りで土砂崩れにより不通になっているとか。やむなく国道5号線に出て、12時過ぎ、函館に近い北斗市の道駅「なないろ・ななえ」に到着。途中、海上に浮かぶ雄大な「駒ケ岳」が見えるが、残念ながらテッペンは雲に隠れていた。

時間は早いし函館を経由し木古内までは十分に行けるが急ぐ旅でもなし、今晩はここで泊することにした。となれば、スマホで探し車で10分ほどの「北斗市健康センター せせらぎ温泉」で一風呂浴びる。浴室は広く、中央に露店風呂、両翼にデカい浴槽と15~16のカランがある広々とした洗い場あり、サウナ、滝湯も備えている。入湯料400円、やや緑がかったサラサラのお湯が心地よかった。帰りにスーパーに寄り買い物を済ませ、14時半、道駅「ななえ」に再度到着。

明日は今航最後の北海道、春旅の忘れものを取りに知内まで行き、木古内で泊する予定だ。