「川棚のクスの森」の今

午前中は今にも雨が降りそうな黒雲に覆われることが多かったが、午後からは陽射しタップリの秋空が広がった。

火野さんの「こころ旅」、山口県4日目となる今日の「こころの風景」は「川棚のクスの森」だった。ここにはツーリングで2回訪れている。

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1回目は2015年5月9日。樹齢千年以上といわれるクスノキの巨樹が鎮座し、一本でありながら四方に枝を伸ばしてまるで森のように見える。その規模、幹回りの太さ、すべてに圧倒された巨木だった。

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2回目は3年後の2018年5月29日。葉のない骸骨のような姿を見て愕然とした。17年12月頃より葉を落とし始め、あっと言う間に丸裸になったとか。以前放映した2020年のBSP「神の巨樹」では、公園を整備する際周囲の土を固めたことで根が酸欠になったのではということだった。でも番組の中で19年頃から幹に直接葉が出る「胴吹き」現象がでてきたと言っていた。

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そして今日の「こころ旅」では、「胴吹き」が多くの幹に広がっていることを紹介してくれた。この現象は「人工」ではなく、樹自体が生き残るために幹で芽吹く「自助努力」で生命力の強さを示すものとか。巨樹はすごいのだ。

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川棚は温泉が有名だし、名物「瓦そば」がある。焼いた瓦に載せて出される茶そばは、下がややカリカリになっていて香ばしく旨い。同じ豊浦町にはセンター時代同僚だったS君がおり、ここへ来る度におじゃまするのが楽しみだ。去年、今年とコロナのせいで行けずにいるが、来春こそ必ず訪問したいと思っている、、、