2024春 西国行脚(14日目)

「枯れ草千里」

昨夕の赤(?)中岳、こんなに綺麗だったんだから当然アシタの好天を期待するよな、、、

ところが起きるとドンヨリ曇り空、昨日あれだけスッキリ見えた中岳や外輪山のテッペン付近はガスで覆われている。北風が強く、今朝は7℃と結構冷えこんだ。

8時前、始動。先ずは草千里を目指し中岳の外側を上る南阿蘇パノラマラインを走っていると、途中に展望所があるではないか。先に来てたワタシより少し若いご婦人によれば2年前に出来たばかりとか。砺波の散居村的な景色に見とれるが、寒いのナンノ。早々に草千里へ向かう。

展望所から15分ほどで「草千里が丘」の駐車場に到着。NHK「72時間」で紹介されたが、ここで10年に一度全国からライダーが集まって集合写真を撮るイベントがある。以前来たときは5月、草も青々としてバエてたが今日はまだ冬の装いで枯れ草ばが目立つ。これでは「枯れ草千里」かな。

阿蘇神社に寄る。熊本大地震で本殿ほかが甚大な被害を受けたが、見事復興を果たしている。大勢の参拝者が集まっており、信仰の深さを感じさせらっれる。

道駅「原尻の滝」にコースをセット。草千里から下るときは濃霧で参った、ライトを点けヤワヤワと走る。国道57号線大分県竹田市に入った途端、道路に刻まれた溝によって「は~るの うら~ら~の す~み~だが~わ」のメロディーが、、、ここは「花」の作曲者滝廉太郎のふるさとだったことを思い出す。

10時半、道駅「原尻の滝」に到着。2015年5月に来たときは水量が少なく「東洋のナイアガラ」が泣いていたが、今日はまあまあの「滝」である。むかし吊り橋の「滝見橋」なんかあったっけ? 駐車場が拡張され周りにはチューリップ畑も出来て、リッパな観光地の体を成していた。

体が冷えていたのでランチは絶対うどんが食べたく、スマホで調べて大分市の「ウェスト」に向かう。12時ちょうど橈尺、狭い駐車場に何とか停め早速入店。以前九州で入ったウェストは讃岐並みのセルフ形式だったと思ってたが、ここは着席してからのオーダーだ。「海老天うどん」690円の大盛(180円増し)にゴボ天90円を追加し食べる。フウフウ、アツアツ、体はホッコリ温まりオナカもホッコリ出っ張った。

佐賀関に行く途中、「丹生温泉」に寄る。入湯料310円、ヌルヌルしてないが十勝のモール温泉を薄めたような茶色がかったお湯で、体が温まる。ちょっと温めの露天もあり、小一時間まったり湯に漬かる。

14時30分、道の駅「佐賀関」に到着。今晩は海沿いのここで泊し、明朝予約した8時発のフェリーで愛媛県三崎港に渡る予定だ。