2023秋 北海道・東北放浪記(24日目)

弘前公園を散歩

5時半、起床。ちょっと雲が目立つが、今日も晴天のようだ。肝心の岩木山は? 視界は良いのだが上の方に雲がかかっている。上ってもガスってるんでは意味がない。7時前も岩木山の状況は変わらず、ここはさっと諦め弘前に直行する。

弘前の道は細くてややっこしく、駐車場を探すのに苦労する。8時過ぎ、大手門近くでようやく駐車でき、散歩開始する。大手門、二の丸門、を経て本丸へ。一部のモミジがようやく色づき始めている。

時刻は8時は40分、本丸付近は9時から有料だから何とか間に合って無料で入る。石垣改修のため天守は移動したまま、元に戻るにはあと4~5年掛かるというから先は長い。

高台となっている本丸脇からみる岩木山が絶景だ。山頂部の雲も大分とれてきたようだ。

弘前城といえば桜だが、葉っぱがもう少し紅くなってるかと思ってたがそうでもない。猛暑と残暑の影響、ここにも出てるかな。

9時半、城内にある「弘前市博物館」に入る。鑑定団で名を聞く版元・渡邊某の新版画展をやってるため、入館料は800円。博物餡的な展示は、先史時代から津軽藩を確立するまでホンの僅か。あとは明治末期から昭和初期に至る版元が扱った版画が展示されている。残念ながら撮影はNG、伊東深水川瀬巴水笠松紫浪らの緻密な作品が見事である。

お堀の向かいにある「藤田記念庭園」に寄る。高台部からの岩木山を借景としたダイナミックな風景が見事だ。アレッ、山頂部の雲がきえているゾ。

低地部には池泉回遊式の日本庭園がある。高低を利用した滝の風景、可愛くていくつもの太鼓橋、あと十日もしたら見事な紅葉とのコラボが見事なことだろう。

茶室の庭に水琴窟がある。水鉢からあふれた水でいい音色を奏でているが、柄杓で2杯ほど水を流したら、スラーのかかった四分音符からスタッカートの十六分音符に変化した。

このあと温泉に入りコインランドリーいくことに決め、スマホで調べ田舎館村の温泉「老人憩いの家」に行くと、今は村民のみの利用時間で一般客は16時からとのこと。仕方なく、車で5分ほどの「つがる温泉」に入る。入湯料450円、無色透明で露天はチョー温め、内風呂は湯温の違う4つの浴槽があった。

正午も廻っていたので昼飯は隣の食事処「津軽路」で済ます。「チャーシューメン」900円、ご飯の上に刻んだチャーシューを載せマヨネーズをかけた「マヨチャ丼」350円を食べた。煮干し出汁の醤油スープに細縮れ麺、バラ肉チャーシューシューが4枚、それなりに旨かった。

車で10分ほど走り、黒石駅前のコインランドリーで今航2回目で最後の洗濯。洗い33分400円、乾燥26分200円、ほぼ1時間で終了する。向かいのスーパーで買い物し、15時ちょうど、今晩泊する道駅「いなかだて」に到着。

明日は十和田湖にでて奥入瀬を巡ろうと思ってたが、週末で大混雑になるのではと二の足を踏んでいる。今晩ジックリ考えようっと、、、