函館上空は雲一つない青空、でも北の方を見るとちょっと雲が多めになっている。
8時前、ホテルを出発。北海道は内地よりガソリン高いと思っていたが、函館は別のようで入れたのはハイオク143円/ℓ、しばらく行くと139円/ℓの看板もあった。
国道5号線を北上し、七飯本町ICから県道城岱スカイラインで大沼方面へ。木々に遮られてはいるが、適度なワインディングの坂道を上っていくと突如視界が広がった。今回初めてウシさんともご対面、後ろを振り返れば函館山がウッスラと浮かんでいる。
ここからは下り。ずっと下りていくと視界が開けたところから駒ケ岳が見えた。恥ずかしがってあの優美な山容は拝めないが、反対側に回ったときはどうかな。
大沼から鹿部に出て噴火湾沿いを北上し、道の駅「さわら」でコーヒーブレイク。4階の展望所から駒ケ岳を臨むが、北側からも顔を見せてはくれなかった。今回は、鳥海山、岩木山、そして駒ケ岳とどうも山に嫌われているようだ。
その後も国道278号線~5号線と海沿いに走って11時過ぎ長万部に到着。お目当ては、物産センターのカニ飯食べ放題というバイキング。しかし、カニが混じっているのは確認できるが、肝心のカニの味がしないのだ。ほかの品々は、どっかの朝飯バイキングと変わりなくカレーまで付いている。まあ1,260円だから、こんなものかな。悔しいからご飯はオカワリ、オカズも目一杯食べてきた。
長万部~虻田洞爺湖間は高速を走り、12時15分、西側湖畔の「サイロ展望台」に到着。ニーハオの団体さんが大挙してきてたが、その騒音を上回る絶景にしばし見とれる。左に小さく見えるのが昭和新山だ。
反対側には羊蹄山が遠望されるが、こちらは残念ながらテッペンは隠れていた。
壮瞥町の街中に入り、「北の湖記念館」へ。花のニッパチ組最高峰、現役時代の憎ったらしいばかりの強さが懐かしい。
十両に上がった17歳当時の等身大のパネルがあったが、見比べるとデブ度は新潟のジイジの方が上回っているようである。
近くに日帰り温泉施設があるか問うたところ、ナント隣に温泉が。今日の宿は風呂無しと聞いていたので、早速一風呂浴びる。露天はなかったが、熱め、温めのそれぞれ広い浴槽があり、リラックスして浸かることができた。
壮瞥町から国道453号線~276号線と40数㎞走るが、ナントこの間信号が一つもない。当然国道優先だから「そこのけ、そこのけ、バイクが通る」状態で気持ちが良いの、なんの。15時半、支笏湖畔のモーラップにある宿に到着。今晩の客は私一人とのこと。モーラップキャンプ場は、2015年春の「こころ旅」で紹介されたところだ。水のきれいさは日本一だそうで、確かに岸辺からでも泳いでいる魚が見える。しかし困ったことがひとつ、携帯は勿論、モバイルWi-Fiも圏外なのである。
18時半からご主人、奥さんと三人でちゃんちゃん焼きの晩飯を囲む。食後のお茶タイムも含め、支笏湖周辺のいろいろな話をお聞きすることができた。明日は千歳、新十津川、留萌を経由して羽幌まで。26日に焼尻・天売を日帰りで観光するつもりなので、羽幌では連泊の予定である。