2023秋 北海道・東北放浪旅(11日目)

湿原にしばらく滞在

昨夜の中秋の名月。出始めは雲に隠れていたが、ちょっと待ってたら真ん丸の、スッキリした姿を見せてくれた。道駅は高台になっているので、子供連れで月見を楽しむ車も多かった。

今朝はスッキリとはいかないが晴れていて、日中は雨の心配はなさそうである。しかし、全道で今夜半から明日午前中までかなり強雨の予報が出されているため、見学・移動は止め、釧路の常宿となった「達古武オートキャンプ場」で連泊、明後日は近くの標茶にある「とほ宿」を予約し、3日の朝、久しぶりに釧路川のカヌーツアーに参加することに決めた。狙いは勿論「鶴の舞」である。

9時過ぎ、道駅「厚岸」を出発。厚岸からシーサイドラインを走り、15分ほどの仙鳳趾に行く。お目当ては「生牡蠣」、ところがネットでは開いているはずなのに店は閉まったまま。幟も「生ガキ」は見当たらず「シマエビ」のみ。今夏の海水温上昇でカキの成長が遅れているというニュースは出てたが、その影響だろうか。仕方なくシーサイドラインをそのまま走り、昆布森を経由して釧路に向かう。

途中時間調整をしながら11時ジャスト、昨年7月21日放映「こころ旅」の食事処「炭礦の喫茶 珈琲坂」に行く。ここ春採は「太平洋炭礦」の中心地で、近くには展示館もある。70年前に作り始めたという、牛コツ・昆布出汁のスープ、卵を練りこんだ細縮れ麺の「炭礦ラーメン」700円を食べる。食後コーヒー200円を飲みながら、70歳のご主人が釧路の成り立ち、炭礦の隆盛など詳しく説明してくれ、楽しいひとときを過ごす。

市内の日帰り入浴施設「天然温泉 ふみぞの湯」で一風呂浴びる。入湯料480円、大きな施設でかなりの賑わいを見せていた。

同敷地内にあるスーパーで買い物し、14時過ぎ、キャンプ場に到着。達古武湖の水位は相変わらず低いままだ。まだ暖かいせいかオート区画はほぼいっぱい、フリーサイトも多くのテントが張られている。今晩☂が分かっているので自炊の店開きはせず、明日の昼分までの三食は、弁当・握りなど出来合いのもので済ますつもりだ。