新潟県は医者不足

朝から曇り空で日中パラパラと雨も降った。真夏日だったらしいが、34℃の昨日よりは涼しいようだ。

午前中、定期健診でM病院へ行く。実は前と同じく先週木曜日の15時に来たのだが、「4月から診療体制が変わり、外来(内科と整形外科)は月~金の午前中のみとなった」と紙を渡された。T先生のことを聞くと「月~水の三日間」ということだったので、今日改めて来た次第だ。

いつものように採尿・採血し、30分後に検査結果が出てT先生の診療室に入る。結果はいつもと一緒、ただ長旅のお陰で3月より体重が落ちていたので褒められた。旅の途中にあった「左足の突然の痛みと急激な回復」について質問すると、「お前に限って心臓疾患からくるものではなく、椎間板からきたもの」とアッサリ言われた。

その後は雑談に終始したが、「二ヶ月も旅するなんてうらやましくて仕方ない。新潟県は全国一の医者不足、辞めるに辞められないのが現状」とのこと。県内には新大医学部と自治医科大があるが卒業して残るのは極僅か、都会勤務希望者ばっかりという。彼も70歳で引退して悠々自適の老後を考えてたらしいが、現実は動けなくなるまで勤務せざるを得ないという。

先日、糸魚川市に産科の医者がおらず50㎞以上離れた上越市富山県黒部市へ検診に行く妊婦さんの記事があり、今日の話を聞いて県内の医療事情を改めて認識させられた。医者不足解消のためにではないだろうが、娘さん二人とも医者にした彼はりっぱと言うほかない。「金は溜まるが使うヒマが欲しい」という彼に、「ヒマはあるが金がない」オレは「死んだら金箔の棺に入れてもらって、純金の墓でも建てろ」と軽口をたたくのが精一杯だった、、、