2022春のドライブ(二十一日日)

勘違い

今朝は雲一つない青空が広がっている。空気が乾いているので日陰では涼しく感じるが、直射日光はかなり厳しいものがあった。

 

8時過ぎ、宿に車を置いて出る。蒸気機関車のある津和野駅、鯉が泳ぐ庭を開放している米屋さんを通り、殿町通りへ行く。

白壁と掘割の町。2015年に来たときは大雨で水が濁っていたが、今日は澄んでいて鯉も気持ちよさそうだ。9時オープンの永明寺へ向かう。

 

五木・百寺で津和野歴代藩主の菩提寺である曹洞宗「永明寺」。拝観者は私だけ、本堂、寶蔵、書院、庭園とゆっくり見て回る。

現在、令和の修繕中であちこちに麹用具が置かれていてデジカメアングルに少々苦労するが、茅葺の本堂が青空にバエる。

 

津和野から1時間半ほど走り、島根県浜田市の「石見畳ヶ浦」に行く。モジュールという独特の丸い岩が点在する遠浅の海岸が続く。

海岸に通じるトンネルの途中にある「賽の河原」と外海に通じてる二つの穴、島模様の断層が見える「馬の背」など見るところが多い。海も静かで、多くの家族連れが波打ち際で遊んでいた。

 

さらに車で1時間半ほど北上し、大田市の「仁摩サンドミュージアム」に入る。札幌の雪まつりのような砂の像や建物を期待したのだが、どこにもない。係員に「像はどこ?」と聞くと、「それは車で4時間ほどの鳥取ミュージアム、ここは砂時計がメイン」とのこと。とんだ勘違いで、世界一の砂時計などに全然興味はなく早々に退散した。

 

ハラが減ったので、道の駅「ロード銀山」で名物の「割子そば850円」と「箱寿司」500円を食べる。「そば」はともかく、箱寿司は押しが弱くまるで「ちらし」のようでパラパラだった。

 

15時前、通り道なので出雲大社に寄る。境内は多くの人で賑わっている。ここは3回目、駐車場からすぐの「神楽殿」の大注連縄にはいつも圧倒される。

本殿を一周する。結構新鮮な感覚になるのは、大社のせいだろうか。

 

16時ちょうど、出雲市内のホテルにチェックイン。スマホをみたら、今日も一万歩を越えていた。明日、回り方は決めていないが米子に宿をとろうと思っている。