「本来の味」とは?

久しぶりに一日中安定した陽射しがあり、部屋に居ればポカポカと暖かくエアコンなしで気持ちよく昼寝もできた。

テレビでは紀行や旅番組組をよく見る。絶景のところや美味しそうな店が紹介されたらPCで位置を確認し、ツーリングマップルシルシを付けて住所や電話番号など記入することを怠らない。今年行こうと思ってる中国・四国・九州、去年行けなかった北海道は特に念入りにチェックしている。

食事の場面で気になるのが「箸の使い方」と「食レポ」である。テレビを観る限り、局アナ・芸能人を含めて上手に箸をつかえるのは十人のうち2~3人いれば良い方だろうか。学校では御飯給食も増え「箸使いの検定」もあると聞いているが、お受験に関係ないものはまじめに取り組まないのかな? 外人さんの方がずっと上手に使っている光景を見て情けなく感じるのはワタシだけだろうか、、、

食レポ」も然り。料理にちょっと口を付けるやいなや「台本通りやらなくては」と焦って早口でまくし立てる女子アナやジャリタレなんかはもってのほか、刺身・煮物・鍋物、挙句は干物に至っても魚がでれば「新鮮、活きが良い」を連発する食レポにはウンザリする。特に気になるのが「本来の味」という表現だ。如何にも「ワタシは美食家でござい」であるかのように「野菜本来の、牛肉本来の、豚肉本来の、、、」とレポートしてると「アンタ、どこまで味を極めてるんだ?」と聞き返したくなる。新潟に戻って以来、外で食べるのは「ラーメン」か「丼もの」の私にとって、「本来の味」はますます分からない食感となりつつある、、、