「秋空、バッチリ」
起きたら昨日以上の青空が広がっている。ホテルは、クーポンが効いて朝飯付き3,770円。7時過ぎに食事処へ行くと、オ~、大好きなバイキング形式。入り口には、透明グローブとマスクまで用意されていた。
8時半、ホテル出発。道道40号線に入り、30分ほどで「八甲田山死の彷徨」で有名な「雪中行軍遭難者銅像」に寄る。
新田次郎の小説は。管理職研修のテキストに用いられ、行軍成功と遭難の要因を徹底的に討論させられたので思い出深い。像は神田大尉と思いきや後藤伍長ということだ。
国道103号線に入ってすぐ、ロープウェーの八甲田山麓駅に到着。駅は老々ハイカーで行列ができていた。往復2千円、15分毎の運航だがコロナ禍で乗客を抑えているため2便目でやっと乗れた。
岩木山もバッチリ、山頂駅でも紅葉は始まったばかりだ。
ここから酸ヶ湯温泉を経由して奥入瀬渓流に続く国道103号、102号線はこんなに狭く曲がりくねっていたかな。よくぞバイクで走ったもんだと感心する。
陽気に誘われてか、ハイカーが多い。久しぶりに観光バスも見た。紅葉には大分早いが 、それでもこの景観は絵になる。
十和田湖に出て反時計回りに国道102号線を走るが、四国の439号線並の悪路に閉口する。湖北にあたる御鼻部山展望台からの十和田湖、ここも樹々が邪魔しているなあ。
湖の南西にあたる発荷峠展望台からの十和田湖。天気が良ければどっから撮ってもそれなりに映るものだ。
十和田湖の西半分は秋田県。発荷峠から県道2号線で鹿角の小坂鉱山に向かう途中、道の駅「こさか七滝」で休憩。七段の滝があるということだが、下の三段くらいしか見ることができなかったのは残念。ここから15分ほどで小坂鉱山に到着する。
ここで見るのは二か所、先ずは旧鉱山事務所だ。この付近、公園になっていて非常に整備されている。青空に威風堂々の白い建物がよく映える。
大きな駐車場を挟んで建つのが、高山で働く人たちの厚生施設として造られた「康楽館」。入館料660円、解説付きで中を見学した。日本最古の現役芝居小屋、建設費用は現在の価格で7億円とのことだ。
最後に、縄文時代の遺跡「大湯環状列石」を観に行く。芝生で整備された広場に、日本のストンヘンジが並んでいた。
十和田ICから高速に入り、16時半、安比高原のペンションにチェックイン。明日は八幡平、岩手山の焼走りなど回る予定でいる。