北海道ツーリング 2017秋 (六日目)  ツルとの遭遇

起きたら雨、それも音がするほど降っている。予報は弱雨なのになあとぼやきつつもネットで見ると、9時過ぎには止み午後からお日様マークが並んでいる。今晩はここで連泊、今日は丹頂鶴を求めて気ままに湿原付近を走るつもりだ。朝食を食べ支度をして出発を待つが9時になっても一向に止む気配はない。少々焦ってきたが、10時過ぎにようやく小降りになったので出発した。
先ずは国道391号線を南下するが雨がまた強くなり、標茶町に着いた頃には本降りとなる。やむなく給油を兼ねてGSで20分ほど雨宿りさせてもらった。お陰で雨は止み西には青空が見えている。標茶から国道274号線を走っているうちに青空も一気に広がったので小休止。
ふと反対側を見ると、何やら白と黒の鳥が、、。若いカップルか、ジジババか、父子か、母子か、知らないが二羽の丹頂鶴である。ゆっくりデジカメを撮り、飛んでる姿も見たいと手を振ってオドシたが、悠々と何かをついばんでばかリ。この鶴、なかなかの大物に違いない。
道道53号線を湿原第一展望所に向かう途中の畑で、もう一組の鶴に遭遇。ちょっと遠すぎて望遠機能イッパイでこの大きさがやっとだった。
第一展望所から。左が東側の湿原方面、右が西側の雌阿寒岳雄阿寒岳方面だ。これほど視界が良ければ細岡展望所から観なければと、昼飯も忘れて向かう。釧路市内を抜け国道38号線を東進、今度は国道391号線を北上して細岡に到着。展望所に着く2㎞ほどはやはりガタガタ未舗装路で注意が必要だ。高い木が周りにない分視界が開け、細岡からの湿原がでっかく見えて気分が良い。
まだ宿に直行するには早いと摩周湖第一展望台へ寄ることに。見よ、後ろに斜里岳を従えたこの絶景を。着いたときは15時半を回っていたがまだまだ大勢の観光客でにぎわっており、感嘆の声を上げていた。西には雲がかかった二つの阿寒岳、また違った姿を見せてくれた。
16時15分、宿に戻る。
明日の天気はまあまあ。午前中は、屈斜路湖から釧路川少し下るカヌーに乗り、午後から走って池田町で泊する予定である。