北海道ツーリング 2018秋(十日目) 一番の快晴

起きたら、今ツーリング一番、雲一つない快晴だ。7時前、ロビーに泊り客が何となく集合。話題は60代女性の自転車だ。彼女は久喜市在住、定年後市内の有名自転車屋さんに五段変速、車体の軽量化、大型バスケット付きなど改造ママチャリを製作してもらい、以来毎年北海道を何か月も旅しているそうだ。「久喜市俳人紫雨林って知ってる?」と聞いたら「Who?」と言われた。7時半から朝飯。
8時過ぎ、私が一番で宿を発つ。直線で日本海側の道道106号線(オロロン街道)を利尻富士の絶景を眺めながら南下する。風もなく絶好のツーリング日和、カヌー日和である。オンルトイ風力発電所をバックにして愛車も一段と映える(?)。
道の駅「てしお」に近い「鏡沼公園」で、松浦武四郎の像を見る。こういう像が道内30数か所に点在しているらしい。新しいツーリングの楽しみである。
11時過ぎ美深に到着。町の中心にある「井上食堂」で早めの昼飯を食べる。スープは味噌と醤油の二種類。トッピングが品書きの通りタクサンあるところから「無限大ラーメン」として有名だ。今日は「味噌」に「チャーシュー」をオーダー、亭主が自慢するだけあってスープが旨い。トッピングの品や香辛料、おろし生姜、ニンニクなどがラーメンと同じお盆にのってくるのも楽しいところだ。
13時、役場近くの天塩川にかかる美深橋たもとでガイドさんと合流。車で15分ほど走ったところからスタートする。ガイドさんは屈斜路湖で修業し数年前美深にやってきた30代のもとアルペンスキー選手、出身は徳島県だそうな。私はGパンまくって借りたウォーターシューズに履き替える。こんな好天、年に数度しかないらしい。ラッキー、、、出会った動物はヤマセミ、カモとアオサギだけだったが、このマッタリ感が実にいい。支流が流れ込むところで二度ほど休憩して川辺に上がってみる。水はメッチャきれいである。このあたりはカラフトマス、シロザケの産卵床で、本格的な遡上はもう少し先。でもメスが川底を掘り、オスたちが周りでケンカしている何組かのグループを見ることができ、感激する。16時ジャスト、もとの美深橋に戻るがあっと言う間の3時間は満足の連続だった。
美深から名寄に下る途中、のどかな景色に出会う。天気が良ければ何もかもがきれいに見える。ヤッパ青空は旅の必需品だよなあ、、、
6時半過ぎ、名寄サンピラーユースホステルに到着。18時半からの夕食、火曜はいつも寿司なんだそうな。冷たいビールを飲みながら寿司をつまむ、もう言うことない。明日はちょっと足を延ばし、摩周湖に宿をとった。だって土曜日まで天気が良さそうだし、まだまだ帰りたくないんだもん、、、