北海道ツーリング 2018秋 (九日目=アゲイン) ガラガラ道を快走

昨夜の泊り客は私入れて4人、うち女性1名でナント新潟市西区の中央高校卒の新大2年生だった。7時半から朝食をしっかり食べ、8時過ぎ宿を出発する。連泊なので荷物はなく、今日は気軽に走りだけを楽しむつもりだ。
先ず向かったのは、定番の宗谷岬稚内まで来たら、ヤッパここは外せないだろう。天気予報は「晴れ」となっているのに、完全に「本曇り」で気温も上がらず、走っていると「底冷え」する感じだ。朝早いせいもあるがバイクは数台。やはり寂しい。天候の割には視界が良く、今日は樺太もはっきり見ることができた。
このあと宗谷丘陵を走る。いつも以上に寒々とした風景が広がる。しばらく丘陵を南下し、一旦沼川に出て道道138号線を東へ走りオホーツク側の道の駅「さるふつ」へ向かう。この道を走るのは初めて。「交通量皆無」とは書いてあったが、すれ違ったのは2〜3台だっただろうか。景色はまあまあだ。11時過ぎにさるふつ到着。あまり腹は空いてないが、あったかいものが欲しくて「コーヒーとホタテ串焼き」を食べる。そういうつもりではなかったが、結局これが今日の昼飯となった。
国道238号線を少し南へ下り、浜猿払から一本海岸寄りの通称「エサヌカ線」を走る。ここはライダーの聖地、だだっ広い平らな牧草地をまっすぐな道路が突き抜けている。ここは2回目、前回よりも車は少ない。たまに牧草の借り入れ風景に出くわす。さすがホッカイドー、景色も機械もデカい。毎度の浜頓別「クッチャロ湖」、寒くなってダウンのベストを着込む。ここから道道84号線を西の豊富町を目指すが、50㎞ほどの間に5〜6台もすれ違っただろうか。勿論追い抜いていく車もいなかった。スピードに注意しながらマイペースでの走りを楽しむことができて、ワタシ的にはサイコーの気分である。
サロベツ原野の中の幌延ビジターセンターに寄る。花が少ないのは覚悟していたが、木道を歩いても期待してた鳥の鳴き声すら聞こえなかった。でも原野越しの利尻富士は絶景だった。
体も冷えたため「豊富温泉」ふれあいセンターで一時間ほど体を温める。ここは「石油風呂」として有名。薄茶色に濁ったお湯の表面には油がにじんでいる。ニオイもあり、それなりに面白いところである。肌には良いのだろう、自慢の雪肌にますます磨きがかかった感じだ。
16時過ぎに宿へ戻る。15時過ぎから急に雲がとれ始め、日没の頃は昨日以上の晴れとなる。茜空に利尻富士が一段と映える。19時から晩飯。今晩の客は60代女性チャリダー、50(?)代女性ライダー、3〜40台男性ライダー二人、同室となったレンタカーで旅している30代男性の5人。21時からみなさん星を観に行った後(私は遠慮)飲み会が始まり、ミッドナイト近くまで続いた。う〜ん、眠い、、、