北海道ツーリング 2018秋(八日目) 涼し過ぎ

7時、朝飯前に付近を散歩。建物はまだ新しく、昨日は4人部屋のシングルユース。二階に5室あるから20人は泊まれるのかな。目の前には広大な田園風景が広がる。7時半から朝食、モチモチした自家製パンが旨かった。パンフレットを見て美深のカヌーツアーに電話するが、今日・明日は団体客でいっぱいで、11日に若干余裕あるらしい。今日がダメならノンビリして、8時45分宿を発ち、国道40号線を北に進路をとる。
名寄の北隣の町・智恵文はひまわり畑で有名だ。もうみんな終わっているものと思っていたら、すこ〜しだけ、私のためにとっておいてくれたようだ。
道の駅「なかがわ」で休憩する。今気温は16℃程度、ずっと走っているとやはり体が冷えてくる。11時過ぎ、豊富町の「トナカイ観光牧場」に到着。レストランや売店が併設されているが、[入館料は無料らしい。トナカイは20頭ほど、ほかに大きな]ヤギさんがデカい態度でアグラをかいていた。ここから10㎞ほど北上し、同じく豊富町「大規模草地放牧場」に寄る。
どこを見ても広大な放牧場だ。程度をしらない「大規模」に圧倒される。遠くの方で黒白模様が固まっていたので、拡大するとナント牛さんの大集団だった。天気はおおむね晴れと曇りが交互にやってくる。ちょっと走ってはデジカメを構え、また走っては牛さんにデジカメを向けることを繰り返す。観光用の展望台近くには、名前は知らないが黄色い花が咲き乱れ、カメラ好きには堪らないところだろう。
豊富から一つ北側の駅「徳光」の近くの「宮之台展望台」に行く。ここは二回目、今回は走っているとき利尻が見えたから。サロベツ原野の向こうに利尻富士、ようやく見ることができた。
徳光から一旦沼川まで東進し、その後宗谷丘陵の西側にあたる草原地帯を北上する。牧草を刈ってロール状にしてカバーをかけたいくつもの黒い塊、晩秋を思わせる風景である。
稚内駅(道の駅兼用)で「チャーメン」なるもので昼食。中華丼のご飯の代わりにく油で揚げた中華麺のものでジャスト千円、意外と旨かったなあ。
日本最北端の稚内温泉童夢」で一時間ほど汗を流し、15時半、今回で3回目となる抜海村のとほ宿「ばっかす」にチェックイン。晩飯前、御主人の薦めで近くの漁港に夕日を観に行く。サロベツ原野の海岸から見た「アシタのジョー」の夕景ほどではないが、なかなかの絶景である。
ここ道北は好天が続くので、明日もここに連泊する。明日は宗谷岬を中心に日本海
、オホーツク側を走る予定にしている。