宿の楽しみは、美味しい食事と夜の飲み会。昨夜はホッケとホタテのフライに甘えび・ミズダコの刺身などと地産地消にこだわったメニューだった。飲み会も21時から約2時間、お客4名にオーナー夫婦が加わり楽しく過ごした。
今朝は7時半から朝食。サバの塩焼きに生卵は由仁産とのこと。茄子の味噌汁も旨かった。今回の宿代は、相部屋で二食付き5,400円なり。8時半、オーナーに見送られて宿を出発。宗谷岬を通らずにほぼ内陸を東進する形で猿払を目指す。
稚内地方の今日の最高気温は14℃しかない。Tシャツ2枚にウィンドブレーカー、さらにジャケットを着込んだが、風もあり走ると正直寒い。稚内市街に入る手前の丘から利尻富士を臨む。昨日はまるっきり見えなかったが、今日は8合目ぐらいまで見せてくれた。
道はガラガラだったが意外と時間がかかり、10時半道の駅「さるふつ」に到着。缶コーヒーで暖を取るがなかなか温まらない。15分ほど休み、浜頓別を経由して中頓別へ向かう。
11時過ぎ、中頓別の「ウソタンナイ砂金採掘公園」に到着。右奥のテントの中に小石混じりの砂金がばらまかれている水桶があり、例の金盥みたいなもので砂を洗いながら比重の重い金を探す。採掘量は「30分500円」だ。明治時代に取れた金のレプリカがあったが、最大は700gオーバーだったらしい。
腕がパンパンになるほど一生懸命タライを回して取れたのが、北海道の地図の上に置かれた金6粒だけ。この粒100~120ヶでようやく1gになるかならないかだそうだ。ゴールドラッシュ時代の男たちは逞しかったんだろうなあ。
音威子府駅により、名物の「黒いそば」を食べる。天ぷらそば470円。汁は温め、天ぷらは汁に漬けると融けてなくなってしまうシロモノでソバも旨いとは言い難かったが、何故かこの黒いそばが有名なんだよなあ。
まだ時間があるので、美深から国道275号線で朱鞠内湖を目指す。昨年10月のこころ旅で紹介された湖畔のキャンプ場に行ったが、今年は雪が少なかったとかで水位が大分下がっていた。
15時、国道40号線沿いの道の駅「けんぷち」に到着。宿はここから15~16㎞ほど、すると館内に「桜岡温泉」の看板が、しかもここから近いらしい。ということで「レイクサイト桜岡」で一風呂浴びた。16時45分、今晩の宿「塩狩ヒュッテ」にチェックイン。
ここはJR塩狩駅のすぐ近く。バイクから荷物を下ろしていたら電(?)車が来たのでパチリ。今日は東京からの40代旅行者と相部屋で、18時半から晩飯。客は六人、ビールを飲むのは私だけ。それでも道内の話題で話がはずんだ。