春のロングツーリング(十一日目) 九州上陸

今日も朝から湿気タップリで蒸し暑い。でも雨の心配がないから良しとしよう。
ちょっと早めに7時過ぎ、西条市のホテルを出発。東予丹原から伊予までは高速を利用、途中のPAでコーヒーブレイク。パン代わりに揚げたてのじゃこ天を食べた。伊予ICからは海岸線沿いの国道378号線ひたすら西へ、今日の瀬戸内海はベタなぎだ。
ちょっと下灘駅に寄り道する。夕日の海に浮かぶプラットホームが旅情をそそり、多くのCMやドラマの舞台になっているらしい。昼見ればどおってことないタダの過疎地の駅である。
肱川河口近くに架かる「長浜大橋」。中央が跳ね上がる最古の架道橋で、大戦で機銃掃射を受けた弾痕が残っているのでも有名だ、昨春の「こころ旅」のロケ地でもある。
八幡浜からは197号線を走る。半島を進むにつれガスが濃くなってきた。火野さんも訪れた亀ヶ池にも寄りたかったがこれではムリ。10時半、佐多岬の先っぽにある三崎港に到着。11時30分発のフェリーに乗り、12時40分、大分県の佐賀関に接岸。豊後水道で手釣りで獲る関サバ・関アジで有名だ。近くの道駅で漁協提供のポスターが、、、。二尾で6,000〜6,700円にはビックリポン、私なら手が震えてさばけないヨ。そのまま「別府地獄めぐり」に直行する。1か所毎は400円、7か所通しの地獄めぐりは2千円、800円お得(?)な通し券を購入するが、あとで大きく後悔することに、、、。
青い海地獄。この色、大学1年夏休みの九州旅行のときに見た覚えがある。泥がブクブクしてる鬼石坊主地獄。泥パックのお試しコーナーもあったが、誰もやってなかった。蒸し料理もやっていたかまど地獄。休憩所を兼ねた足湯や砂蒸し足湯コーナーがあるが、いるのは第三国人ばかりでウルさいこと。温泉で何種類ものワニを飼育しているのがウリの鬼山地獄。白っぽい色の白池地獄。今日の蒸し暑さに温泉蒸気の熱が加わって、もう地獄のような暑さだ。ここで貧乏性が出て、3㎞ほど離れた残り2つの地獄を見に行く。
赤い血の池地獄。ここも見た記憶がある。残りは一つ竜巻地獄。3〜40分間隔で5〜6分噴出する間欠泉だ。15分ほど待ってやっと噴いてくれ、めでたく地獄めぐりも結願した。
北陸・東北で大雨となっているが、九州は予報が変わって週末から来週半ばまで晴れマークが並んだ。明日は海岸線を日向市まで下り、椎葉村で泊の予定である。