春のロングツーリング(十二日目) 走りすぎたかな?

昨晩パラついていたが、起きたらドンヨリ曇り空ながら雨の心配はなさそうだ。別府駅前の泊まったホテル、3,900円ながら朝飯付き。しっかり食べて8時過ぎ、ホテルを出発する。高速を利用し、国宝の臼杵摩崖仏を見に行く。9時前には到着、山裾は広い石仏公園だ。摩崖仏は柔らかい凝灰岩に掘られ、風化もしやすいのでボルトで止め、屋根をかけて保護している。石仏は石段を上ったり下ったりして4群に分かれている。平安末期から鎌倉前期の作らしいが、その目的、作者はわらないらしい。それにしても、よく残っているものである。再び高速にのり、佐伯市の「空の公園」へ行く。一番高い展望台から米水津湾を望む。生憎の曇り空だが、晴れると四国も見えるようだ。しばらく海岸線を走り、蒲江から無料区間の高速に入って日向市へ向かう。途中の北川ICで下りて道駅「北川はゆま」で休憩。ムコ殿がうらやましがる「生シラスネギトロ丼(1,380円)を食べたが、値段の割には生シラスもタップリだった。この差益から日向に向かうのが想定外に時間がかかり、13時過ぎ、ようやく「馬の背」に到着した。
「馬の背展望台」は木々に囲まれて景色が見えず、結局灯台のところまで上ることに。随分走った割には大したことなかったなあ。このあと4㎢ほど離れた柱状節理がきれいな「大御神社」に寄るつもりだったが、案内板で見るとかなり歩くことになるのであきらめた。
14時過ぎ、神武天皇が船出した話が残り、昭和初期まで海運で栄えた日向市美々津町に到着。二軒の大きな廻船問屋が資料館となっており、一軒に入って他の観光客と一緒にオバチャマから丁寧な説明を受けた。
15時過ぎに美々津を発ち、耳川沿いに上流へ向かうこと1時間半、ようやく今晩の宿がある椎葉村に到着した。ここは目的があってのことではないが、いかにも「秘境、ヒキョウ」した響きが好きで、いつか来てみたかった。
今日は270㎞余りを走って少々お疲れ気味。明日は熊本の人吉に寄り、鹿児島の霧島神宮近くで泊まる予定だ