2017 北海道ツーリング(八日目) 久々の青空 

8時半、新潟のライダーとともに美馬牛の民宿を出発する。
途中、道駅「南ふらの」で休憩。この頃から青空が急に広がった。実に23日午前中利尻でみて以来の久々の青空だ。ここは幾寅駅に近く昨年9月の水害で大きな被害があったところだが、今は何事もなかったようにきれいになっている。ここから国道38号線狩勝峠を超えて帯広方面へ。
新得町に出たあと、南の国道274号線、通称日勝街道へ行く。この道路も昨年の水害で大被害を受け、日高方面へはいまだに通行止めである。この峠の近くに「十勝亭」があり「牛トロ丼と牛玉ステーキ丼」が名物だ。今日は「牛トロ丼とそばのセット」(1100円)を食べる。牛トロの量は少ないが味はなかなかのもの、本州からのライダーにはコーヒーのサービスがあった。
「十勝千年の森」へ行く。「セグウェイ」に乗って園内回ろうと思っていたが、10分千円、しかも走れるコースが決まってるようで重しくない。ライダージャケット、パンツを脱いで、薄着で歩くことにした。ガーデンと名の付くところが数か所あるが、どれも大したことはない。下は「アースガーデン」、ただの「OBの出ない広いフェアウェー」ではないか。
「フォレストガーデン」がまあまあ面白かった程度、蝶々がしばらく一緒に歩き回ってくれた。
15時半、今晩の宿である新得町のとほ宿に入る。相部屋二食付きで5千円だが今晩の客は私だけ、大部屋を広く使わせてもらった。宿主は63歳と61歳のご兄弟、音楽好きで二人ともいろんな楽器をこなすらしい。リビングは時にステージに変身するそうだ。17時から車で20分ほどの屈足(くったり)温泉へみんなで入りに行く。帰りにスーパーへ寄り、持ち込む酒類仕入れてくれと言う。あまり商売っ気はないようだ。
20時、三人で夕食。いろんな話をしながら飲んでるうちに「そろそろ一曲いきますか?」という。兄さんの方はギターのプロを目指したそうで、知らない曲、変調もなんのその。「この街で」「君はその種子」など、私の音程に合わ巧みにせ伴奏してくれた。昭和4〜50年代の曲を中心に十数曲歌わせてもらって気分はサイコー。三人合わせて192歳、あと三年で200歳オーバー、その時また歌いましょうと言うことで、23時過ぎようやくお開きとなった。