2017 北海道ツーリング(七日目)  ハロー、グッドバイ

今日も曇り空ながら、雨の心配はなさそうだ。一応カッパをバッグに入れて、9時前、宿を出発する。
最初に向かったのは、「北の国から」のロケ地となった「麓郷」へ。行く途中、カミさんと訪れたことがある「拾ってきた家」とか「五郎の石の家」とかあるが通り過ごし、麓のジャム園へ直行する。麓郷のウリが丘の花畑。一部が砂利道になっているのでバイクを置き、歩いて丘へ上がったがきついのなんの、たった15分たらずだったが、半日ほどに感じた。雲は低いが視界良好、夕張岳、芦別岳などが望めた。
麓郷から30分ほどで新富良野プリンスホテルにある「風のガーデン」へ行く。09年9月カミさんと来たときは、TV番組が終わったばかりでブームの真っ最中、コスモスの本数と同じくらい観光客が押し寄せていたっけ。今日は「ニーハオ」が多いものの適度な混み具合、お陰でじっくり散策することができた。ここのガーデンの花、前よりピシッと締まった感じを受けた。そして今日もハチさんが密集めの仕事に精を出していた。
2年前に寄った学田(がくでん)駅そばの「Halu Cafe」で昼飯を食べる。以前「人生の楽園」で紹介され、世界を食べ歩いた元楽団員の演奏家夫婦が開いた店だ。今日は「十勝きのこと生ハムのパスタ、コーヒー」(1728円)、生パスタが絶品でしっとりモチモチのパンも抜群、今回始めて旨いものを食べた気がする。
食後時間つぶしに、学田から15分ほどの「鳥沼公園」へ。時期が悪いのか時間帯が悪いのか、鳥は全然見えないが、きれいな湧き水の池で静寂さは趣がある。山道を上がること30分余り、十勝岳温泉湯本凌雲閣で日帰り温泉に入る。標高1280m、目線の高さに残雪があり道内一高いところにある温泉だそうな。お湯は鉄分タップリの真茶色、露天風呂は高温・低温の二槽があり、代わりばんこにゆっくり浸かった。
美馬牛へ下りる途中、「青い池」に寄る。16時を過ぎていたが、まだ観光客でいっぱいだ。昨年の大雨で水が濁り、しばらく見れなかったらしいが、前に来た時よりも青みが強い気がした。今回の美瑛・富良野の〆は「三愛の丘」からの眺望だ。5月の低温が影響し、ラベンダーほか花の開花が遅れているようだし、作付けにも影響しているようだ。おかげでパッチワークの模様もイマイチの感がある。
宿に着いたら、ちょうど今晩の客のライダーが到着。ナンバーを見ると「新潟」、聞けば曽野木在住の新潟中央自動車学校教官で、定年前の年休消化で来ているよし。教官になって30年、一度も交通違反がないとのことでビックリポンだ。
あわただしい二日間だったが、それでも計画通りのところは回ることができた。明日は帯広へ移動、引き続き公園・ガーデン巡りを楽しむ予定でえある。