2017 北海道ツーリング(三日目) 利尻富士フェア

昨夜寝るとき、シトシト雨の音がする。今日もダメかと起きてカーテンを開けてビックリ、スッキリした青空に利尻富士がハッキリクッキリ。予報はハズレもハズレ、これでこそ利尻に来た甲斐があったというものだ。この宿は素泊まりの連泊なので、身支度を整えてバッグ1つ持ち、
7時前に出発する。先ず向かったのは「オタトマリ沼」。でも東からの雲が広がり、いまいちスッキリしない。そばの売店に入り、朝飯代わりの「ホタテ2枚とコーヒー」を摂りながらシャッターチャンスを待つ。ここは「白い恋人」のシンボルパッケージで有名で一番絵になるところ、でもこれが精一杯だったなあ。時計回りで走り、南端を廻って島の西側へ。
オタトマリからすぐの「南浜」から一枚。ちょっと走っただけで、雲のかかり具合が異なるので注意しながら行く。下は「仙法師公園」から一枚。ここもチャンスを気長に待ったのだが、思い通りにはいかなかった。
左は仙法師の少し北側の神居から一枚。なだらかな山容が美しい。
一番大きな沓形にある御崎公園へ。ここは小規模の浅間の鬼押し出しのようなところで、むき出し溶岩と天然のお花畑が広がっている。急に「ニーハオ」が増えたなと思ったら、港には大型客船が接岸し観光バスが行列していた。
北端を廻って鴛泊のやや北側の夕日丘展望台へ。かなりの高さがあり急坂で青息吐息で上がる。透明度の高い青い海、向かいの礼文島、鴛泊の街並みと利尻富士、絶景にため息が出る。下りのとき美しい鳥の鳴き声が聞える。あわててデジカメを向ける。宿の女将さんにみてもらったら「ノゴマ」の雄という。珍鳥ではないが、この鳥を目当てに島へ来る方もいるそうだ。
時刻はまだ11時前、腹は減ったがまだ店は開いてない。朝方ガス気で敬遠した人気の場所「姫沼」へ行ってみる。雲が切れ風が止めば絶景の逆さ富士が拝めるのだが、「池子の桜」同様、そうは問屋が卸さない。さらに今日の傑作がこれ。これも雲が無かったら、と「タラ・レバ」付きである。
頂上付近の山容も見る角度でいろいろ変化し、決して見飽きることがない。残念ながら午後からは雲が多くなり、夕景の姿は見ることはできなかったが、フェアにふさわしい利尻富士を堪能できた一日だった。