紅葉狩りツーリング (二日目) 晴れのち曇り その後 快晴

5時過ぎに目が覚め、すぐ宿の温泉に直行し一風呂浴びる。ここは茶色がかった鉄分の多そうな湯で、体のホテリが持続するようだ。朝飯まで時間もあり、ちょっと散歩に出る。天気は上々、今日の紅葉は期待できそうだ。
面白かったのは温泉街の真ん中で開かれていた朝市。湯治客相手なのか肉屋、乾物屋なども開いていた。8時から朝飯。温泉卵と厚揚げの餡かけで、ドンブリ飯一杯をしっかり食べる。
8時半に宿を出発し、Rt.458を北上して鮭川村の小杉の大杉、通称トトロの木に向かう。肘折は晴れてたのに新庄を過ぎたあたりからだんだん曇ってきた。国道、県道、細道を進むこと一時間、ようやく到着。りっぱな一本の巨樹だが思わず笑ってしまうこの容姿、根元部分が三又状になっているからのようだ。
山形道の無料区間を走り、次に向かったのが村山市の「東沢バラ公園」。天気も回復して快晴だ。ここは本年6月放送された「こころ旅」の風景となったところ。たしか「学校帰りのデート中、ここの東屋で夕日の街並みを眺めていて眠ってしまった」ようなエピソードだったと思う。今月10日まで有料(600円)で、今は無料開放中。バラの種類なんてちっとも分からないが、きれいなものはきれいだ。寺尾の次姉が見ればさぞかし面白かろう。
バラ公園から10分ほどだったので「東根の大ケヤキ」にご挨拶。いつ来ても圧倒される素晴らしい巨樹である。
本日の本命「蔵王温泉」に向かうが、もうすぐ正午になる時間。昨日のテツは踏まないゾとばかり、走っている途中に見つけた東根市内の「つけめんいのうえ」で昼飯。味は? 可もなし不可もなし。
13時過ぎ、蔵王ロープウェー山麓駅に到着。2本乗り継いで地蔵山頂駅に向かうが、紅葉はまさに今が見頃となっていて最高のロケーションだ。ゴンドラの影も絵になる。標高1661mの地蔵山頂駅近くには、名の由来たるデッカイお地蔵さまが鎮座されていた。
中間にある1331mの樹氷高原駅の脇にゲレンデあり、リフトが動いていたので乗ってみた。ここかどうかは忘れたが蔵王には独身時代にスキーで2、3回来ている。懐かしさもあってゲレンデで20分ほど寝転がってきた。キモチ、イ〜、、
空には一点の雲もなく、まさに快晴。どっかの放送局がドローンを飛ばして紅葉を撮影していた。
15時半、蔵王温泉の宿にチェックイン。温泉街には三つの外湯があるが、宿の目の前の上湯に行く。カランはなく、湯船を囲んでコの字型の狭い板場があるだけで、ホントに温まる湯治場の雰囲気があった。
18時から食堂で、予約時に希望したいたジンギスカンの晩飯。手前の鉢は、新潟ではカキノモト、こちらではモッテノホカという食用菊で、いかにも秋を思わせる一品だ。
明日の予報はズバリ晴れ。御釜に寄ったあと磐梯吾妻スカイラインを走り、あだたら山ロープウェーから紅葉を楽しむ予定で、岳温泉のペンションに宿をとっている。