紅葉狩りツーリング (初日) 五つの誤算

今日から、山形、宮城(ちょこっと)、福島へ三泊四日の紅葉狩りツーリングだ。天候は19日(水)〜21日(金)の三日間は大丈夫なのだが、今日の午前中がちょっと「?」。悪運が強いからきっと濡れずに済むと昨夜のうちに実行を決め、宿もみんな決めてしまった。
昨日ざっと洗車したがあまり変わり映えしない。8時過ぎ、記念写真を撮り、いざ出発。この時点では、四つの誤算なんて知る由もない。

誤算 その一「忘れ物」
ドンヨリした天気ながら雨は降っていない。遠くを見れば明るくなってるところもある。まあ何とかなるかと新潟中央から高速に入り日本海縦貫道を20分ほど走っていて、いつも下げている赤いカバンがないことに気が付いた。中身は大事な手帳とタブレットモバイルルーター。なけりゃそれまでだが、ルーターがないと宿でブログができない可能性がある。時間はタップリあるので戻ることにし、聖籠ICで下りて折り返した。時間的には一時間、高速代とガソリン代が無駄になった。

誤算 その二「雨」
遅くなればなるほど天気の回復が見込める。再出発の際には青空も見え始めたので、これ幸いとばかり、着てた雨具を脱いで後ろのバッグに括り付けて走り出した。しかし聖籠ICを過ぎたあたりから前方にボォーとした視界不良のところが見えたと思った途端、バシャバシャと降ってきた。時間的に短く、一応撥水の上下ウェアだったので中まで沁みることはなかったが、見通しが甘かった。高速を降りた道駅「まほろば」で改めてカッパを着込む。その後も雨は山形に入った正午過ぎまで断続的に降ってきた。

誤算 その三「蕎麦食えず」
あつみIC〜鶴岡ICの無料区間
を利用し、Rt.112で月山方向へ。もう正午過ぎ、以前から目を付けていた道駅「月山」近くのソバ屋「大梵字」に入る。席は空いていたものの直前に予約外の団体さんが入ったとかで40分以上待たされるという。待てないこともなかったが、ここは断念して先を急ぐことにする。あ〜、ハラ減った、、、

誤算 その四「ガス」
国道から旧道「六十里街道」に入り、田麦俣にあるかやぶきの多層民家に寄る。趣のある合掌作りの家が二軒並んでいる。中も見学できるが、靴を脱ぐのが面倒なので辞めた。次の五色沼までは旧道を走って20㎞程度。細道は覚悟していたが完全舗装なのでそのまま上っていくと、すぐガスが出てきて視界不良もイイトコ。ひどいところでは10m先がマッシロケで何にも見えない。こんなところでコケたら目も当てられないが、幸い車は皆無だったのでベソをかきながらもゆっくり、ユックリ、走り続ける。
五色沼に近づき視界が良くなったところでバイクを止める。ずっとこんな紅葉が続いていたと思うのだが、そんな余裕は全然なく、ただただ疲れたというのが実感である。
五色沼に到着。紅色が少ないが晴れていたらと悔やまれる。

誤算 その五「道路封鎖」
月山IC〜西川IC間は山形自動車道を走り、西川からちょっと南の道駅「おおえ」で「牛丼」(570円)の遅い昼飯。「米沢牛」を期待した私がバカだった。
ここから一時間ほど北上すれば、今晩の宿「肘折温泉」に着く。Rt.112からRt.458に入り北上して間もなく、ちっちゃな看板が目に入る。そこには、ナント「この道は肘折温泉には行けません」と書いてあるではないか。肘折にはこのRt.458しかなく、寒河江からの北上がダメなら新庄まで行って南下するしかない。一応宿に電話し、確認がてら遅れることを連絡する。国道13号線に出て北上開始、新庄からRt.330でRt.458に入り、それでも何とか明るいうちに宿に到着することができた。宿の貸切り湯にゆっくり浸かったあと18時半から部屋で晩飯。二食付き7,560円ではヤッパリ二の膳は無理だった。

なんともツイてないツーリング初日だったが、事故やコケることなく月山の紅葉をゲットすることができたので良しとしよう。
明日は鮭川村の「小杉の大杉(トトロの木)」を見てから蔵王のロープウェーで紅葉を楽しみ、蔵王温泉に泊の予定だ。