高野山ドライブ (五日目) 歩き疲れました

今朝は隣部屋)から流れるテレビの音で4時半に目が覚めた。確かオバはんだったと思うが人迷惑な話である。館内放送があり、6時半から本堂での勤行に参加する。その後マニ車を回したり、仏舎利で釈迦の骨を見せていただいたり、約一時間のお勤めが終了する。7時半から朝食だったが、ヤッパ、焼き魚やせめて玉子が欲しくなる。
8時過ぎに宿坊を歩いて出発し20分ほどで奥の院の入り口である「一の橋」に着いた。ここから「奥の院弘法大師御廟」までの1.5㎞ほどに、墓所や供養塔が延々と続く。
八代吉宗、武田信玄勝頼、石田三成から、伊達家、島津家など上げればキリがない。
入り口から30分ほどで奥の院に到着。この御廟橋から先は撮影禁止で正面に見えるのが「大師御廟」だ。ここで御朱印を戴き、これで本当の「結願」となる。先ずは目的を達してメデタシである。
尼将軍政子が頼朝・実朝のために建てた「金剛三昧院」へ行く。覗けるようにはなっているが本尊の愛染明王ば暗くて見えず、国宝の多宝塔も?でこれで拝観料300円はタケ〜かも。
11時から「大師教会」で「授戒」を受ける(五百円)。この時の受講者は4人、道場のような一室で戸を閉められた暗闇の中で阿闍梨様から十か条の戒めである「菩薩十善戒」を教えて戴く儀式を受ける。法話を交え30分ほどで、今回は「不殺生について」が主な話だった。
高野山のシンボル的存在である「大門」を見る。市街の入り口に位置し、昨日雨中で脇を通っているはずだが全然覚えがない。しかし実に堂々とした姿である。このあと「壇上伽藍」を見学すべく「中門」をくぐる。
先ずは正面の「金堂」とすぐ脇に位置する「根本大塔」に圧倒される。昭和12年再建の大塔を拝観したが、中も見事な造りだった。右写真の西塔や六角経蔵のほか、伽藍の一角には趣ある建物がいっぱいだ。
正午も過ぎて疲れたし腹も大分減ったがもうヒトフンバリ。伽藍から15分ほどの金剛峯寺北側にある「徳川霊台」を見に行く(拝観料200円)。家康と秀忠が祀られているが、リトル東照宮でキンキラキンの装飾が施されておりあまり見応えはない。
街中に戻り、やっと昼飯にありつく。昨晩から二食続けての精進料理は正直モノ足りず、昼は絶対「カツ」と決めていた。連泊のお陰で昼間からビールを飲めるのもうれしい。
14時過ぎ、宿坊に戻る。朝8時からよく歩いたしアルコールも手伝ってもうヘロヘロで、一時間ほど昼寝(というより横になったら寝てた)する。団体さんが到着する前に風呂に入る。18時から晩飯、天ぷらは「天つゆ」なしで抹茶塩のみ。はて?と思ったが、考えてみれば「天つゆ」にはカツオを使っているからダメなんだ。なぜか「みやこやの白(モツ)」が頭に浮かぶ、、、