昨日は、昼過ぎから小雨とともに風が強くなり、暗くなってから本格的に降り出した。窓を打つ雨音に2、3度目が覚めるほど激しく降っていたが、今朝5時過ぎに起きたときにはもう止んでいた。サービスのトーストとコーヒーの朝食を食べ、8時半、ホテル出発する。
30分ほどで道成寺に到着。カミさんと以前来ているので2回目の訪問だ。拝観料600円で、絵巻物を使った安珍清姫の物語や宝物殿の仏像などを坊さんが軽妙な語り口で説明してくれた。
国道42号線でみなべ町の道駅「みなべうめ振興館」へ行くが今日は休館。ちょっと早かったが、高速入り口に近い「高砂食品」へ。ここは、15年4月1日放送「こころ旅」一行の昼飯処。色紙を眺めながら火野さんと同じ「和歌山ラーメン」500円に、豚肉を玉子焼きで巻いた「とんぺい焼」300円を追加して食べる。醤油スープにコクがありストレート細麺も旨かった。
田辺市に入り、県道29号線沿いにある道駅「紀州備長炭記念公園」の発見館を見学。炭の歴史、昔ウチでも使ってた豆炭アンカほか懐かしいものも展示していた。
炭を窯出しするというので敷地内にある炭焼場へ行く。10m離れていても窯の蓋を開けると顔がほてる。真っ赤な炭を出して端に並べ灰をかけて消す、の繰り返し。私が見ても固そうな美しい備長炭の出来上がりだ。
喫茶コーナーで炭粉の入った炭ケーキセット600円を食べて休憩。炭焼きで働いている人も含め、地域興しの気概が伝わってきた。道駅から少し下って「奇絶峡」に寄る。
川床に大きな岩がゴロゴロ、昨夜の雨で渡ったところにある「不動の滝」同様、水量は多く濁流が流れていた。200mほど行ったところに摩崖仏があるというので行ってみたが、急騰の上ところどころぬかるんでいたため断念する。
田辺市街にある真言宗の古刹「高山寺」に行く。弘法大師建立といわれ地元では「弘法さん」と親しまれているらしい。小ぶりな多宝塔、本堂、大師堂、南方熊楠の墓もある。
白浜に入って、和歌山県内に何店舗もある「とれとれ市場」を冷やかす。広大な売り場に鮮魚、冷凍、乾物の水産物、地元の菓子、土産品などが並ぶ。客はニーハオが多いかな。我が新潟産の小ぶりな「いなだ」が1尾1,500円には驚いた。まだ動いていた「真鯛」以外、鮮魚は高い（？）
ホテルに入る前にh白浜温泉の先っぽにある「円月島」前で、5年ぶりの一枚。今晩の宿はここから5分ほどのところ、15時半、チェックイン。
ここも今日・明日と連泊するが、部屋に入って驚いた。8畳の和室にツインベッドの和洋室、籐椅子セット、ウォシュレットトイレ、窓からは（一部）オーシャンビュー、温泉は源泉かけ流し、これで朝飯付6,060円だ。
明日は串本から太地方面を観て戻ってくる予定である。
