高野山ドライブ (六日目) 今夜はヤバイ

天気予報がコロコロ変わる中、台風18号の影響をどう避けるか。近畿地方は5日夕方に一番接近するらしいが雨の影響はイマイチはっきりせず、「ええい、ママよ」と近江八幡で5、6日を連泊することを昨夜決めた。
薄日が射すまあまあの天気の中、今朝も6時半から宿坊の勤行に参加する。7時半からの朝飯(写真撮り忘れ)を完食し、8時には宿坊を発つ。
予定を変更し最初に和歌山城へ向かう。黒雲が段々広がってはきたが、9時過ぎには城内の駐車場に車を入れ急坂を10分ほど上って天守閣に辿り着く。
昭和31年再建とのことだが、外観や天守閣は風格がある。北西側の紅葉渓庭園を観るが、殿様専用の廊下橋、茶室の紅葉庵の景色も良かった。
和歌山から高速に入り、正午前に宇治平等院に到着。高校二年秋の修学旅行以来だから、実に50年ぶりの訪問である。平等院の周囲は随分きれいに整備されてような気がした。この頃から雨が断続的に降り始める。鳳凰堂の中も拝観できたが、行列が出来ているし台風次第で中止になるかもしれないので止めた。イラっと来たのがコインパーキング、拝観料600円に対して最低2時間で700円も取られた。
宇治から一般道で近江八幡へ向かうが、途中大津のとある食堂で「煮魚定食」で昼飯。肝心の煮魚がないぞと思ったら、上段に「イナダの刺身」一切れと変わらない大きさの「イナダの煮魚」が鎮座していた。大津で瀬田川を渡り、東側の湖岸沿いを北上する。

近江八幡に近づくと風が出てきたが雨はあがってきた。取りあえず「八幡山ロープウェー」に行ってみたが、正午の時点で今日の運航中止を決めたようだ。そのまま歩いて日牟礼神社わきの「八幡堀めぐり」に行くが、乗り場には客はおろか船頭もいない。看板にある携帯に電話すると「運航は客二人以上が条件」との返事。無理かなと思ってたら中年夫婦がやってきたので相乗りさせてもらうことに。堀だから風の影響もなくノンビリ30分あまりの遊覧を楽しんだ。
日牟礼神社付近は古い町並みも残っていて、観光客も絶えない。「こころ旅」もここに寄っている。写真は堀を挟んで鳥居の向かいにある明治十年建造の「白雲閣」。学校として建てられ、その後役所等に利用され、今は観光案内所となっている。
15時半、10分ほど離れた市内のホテルにチェックイン。入ってすぐ雨、風とも強くなってきた。明日は醒井、長浜などを観て回りここに連泊の予定だ。