北海道ツーリング 2016秋 (十一日目) ラストランは「ホ・ロ・ニ・ガ」

今朝は、これ以上望めないような好天で風もなく、道内最後の走りに相応しい天気となった。泊まったところは一泊朝飯付き5,660円、七時に朝飯を食べたあとゆっくり支度して、8時半出発する。
日本海側のせたな町へ抜ける途中の今金付近の収穫間近の田園風景。空気も澄んで視界も抜群だ。
せたな町大成から海岸線のソーランラインを走る。一年目は計画外、二年目はパンク、三年目は大雨と受難続きだっただけにワクワクする。「親子熊石(まあ、見えなくもないか)」も歓迎してくれているようだ。
道駅「元和台」でコーヒーブレイク中、ハーレーのサイドカーに乗ってるせたな町のライダーと歓談。御年83歳、二代目が私の乗ってるのと同じでこれが三代目のハーレーで4年乗ってるとのこと。遠出はせず付近をちょろちょろ走っているだけだというが、大したもんだ。
江差町の「開陽丸に寄る。開陽丸は江戸から回航し、ここで停泊中に時化に遭い沈没したそうだ。船内には引き揚げられた大砲や備品が展示されている。150年前にオランダで建造されたというが、その大きさに先ず驚かされる。
江差から松前に向かうが、ここで問題発生。上の国町の市街を走行中、目の前にポリさんが旗を振って現れ路地に入れという。信号待ち後、ちょっとアクセルをふかしただけだが「ここは制限40㎞/h、17㎞/hオーバーで点数は1点、罰金9千円」という。市街地ながら、人はいない、車もいない、犬もいない、こんなところでネズミ取りとは汚すぎる。折角気持ちよく走っていたのに、これでは気分台無しだ、ブツブツブツ、、、
松前城(資料館)」と映画のセットのような「藩屋敷」を見学するが、どちらもチャチで全然見応えなし。特に「藩屋敷」はひどく、日曜の昼過ぎというのに客は私一人とは開いた口がふさがらない。
視界が良好で、松前から青森側の竜飛崎や岩木山下北半島の大間崎まではっきり見えた。
福島町にある「横綱千代の山千代の富士記念館」へ。子供の頃、長姉が千代の山、次姉が鏡里(のちに大鵬)、私が初代若乃花ファンだったよなあ。横綱免許証、数々のトロフィー、写真などが所狭しと並んでいた。
一年ぶりの函館。宿に入る前に元町の教会群や赤れんが倉庫の付近を廻ってきたが、新幹線はガラガラらしいけど観光客でいっぱいだった。
天気も走りもサイコーだったのに、、、あれさえなけりゃあ、、、ソーランラインは私にとってやはり鬼門のようである。