お遍路ツーリング(六日目) 石段、コワイ

今日も朝から快晴だが、昼から若干雲が出てきた感じだ。ホテルは夕食付一泊6千円で、今朝の朝飯は抜き。7時にホテルを出て、お隣と言ってよいくらいに近い津照寺に行く。
25番札所・津照寺
スーパー脇の細道を上がっていくと山門があり、くぐると石段がデーンと待っていた。途中の鐘楼門で終わりと思いきや、単なる通過点に過ぎなかった。今日は石段に泣かされそうだ。
26番札所・金剛頂寺
海岸沿いの国道を少し走ってから山の方に入っていくが、その先がすごいクネクネ・急坂だった。やっと着いたと思ったら、山門をくぐる前に石段が待っていた。大師堂の脇に、少しの米が何倍にもなったという「一粒万倍の釜」がある。
27番札所・神峯寺
26番から国道を小一時間ほど走るが、一歩山に入るや「想定外」の急坂が待っていて、最後の1㎞はほぼ1速のままでエンジンが焼けるんではとおもうくらい。さらに駐車場から境内まで、わずか100mほどだが坂のキツイこと、この上ない。極めつけは山門から本堂までの石段で、コレデモカとタップリいじめられた。
28番の大日寺までは40㎞ほど。安芸市に入って「野良時計」の看板を見つけ寄ってみる。明治時代の地主が時計に興味を持ち自力で作り上げたものらしい。隣の喫茶店で、朝飯代わりのモーニングセットで休憩する。
数分走って「岩崎弥太郎生家」へ。隣のグループに付いたボランティアガイドの説明によれば、岩崎家は意外と裕福だった由。右の写真が、弥太郎が置いたといわれる「日本列島」を模した庭石だ。商事部門の赤字に、自動車部門のデータ偽装、三菱の弥太郎も泣いていることだろう。
28番札所・大日寺
ここも距離は短かったものの急坂と石段に変わりなし。急坂だけはマンネリ化することはなく、神経すり減らして走るしかない。この先も思いやられる。
29番札所・国分寺
今日お初の石段無しの寺でホッとする。境内も広く、りっぱな寺だった。

30番札所・善楽寺
田んぼの中の細い道を走り、到着。ここは山門がなく、オープンスペース。右の写真が隣接している一宮である「土佐神社」だ。
今日の予定はここまでだったが、時計はまだ14時を回ったばかり。そうはなれてもいないので、31、32番札所へ行くことにしたがこれが結構大変だった。
31番札所・竹林寺
高知市を見下ろす五台山の頂上付近にある。山道は上り・下りが一方通行(?)だったので今までよりは楽だったが、それでもクネクネ道。山門に竹製ストックの貸し出しがあったのでやべーと思ったら、その先にはヤッパ石段が待っていた。ここは五重塔が有名だが、上りきることなく途中の階段からデジカメで撮るのが精いっぱいだった。
32番札所・禅師峰寺
ここも竹林寺と同様、細い山道をくねくね上りたどり着いたが、ヤッパ最後の石段が待っていた。時刻は4時を少し回ったところだが、今日はこれで終了する。
16時半、高知駅に近いビジネスホテルに到着。今日はとにかく石段に参った。明日は休養日、というか観光日。祖谷渓のかずら橋へ行ってみたいが、体と相談して決めようと思ってる。