お遍路ツーリング(五日目) 今日もお遍路ころがし

朝から文句のつけようがない快晴。湿度も低く、カラッとしていて絶好のツーリング日和だ。徳島市内のホテルの朝バイをしっかり食べて、08時出発する。
十八番札所・恩山寺
朝の渋滞があり30分ほどかかって到着。新緑の匂いに朝の清々しさが加わり、気持ちのよいお参りができた。
十九番札所・立江寺
15分ほど走って到着したが、大した駐車場でもないのに出入り口にバーがあり駐車場代300円もとられた。ここから二十番の鶴林寺へ行く道も険しくお遍路ころがしの道だった。十二番の焼山寺の悪路三冠に加え、ここは道がデコボコなのでより神経を使った。
二十番札所・鶴林寺
やっとの思いで駐車場に着く。仁王門をくぐるとさらに階段が待っていて疲れ果てた。実は今日のミスはここから。道の駅「鷲の里」から二十一番太龍寺へ上がるロープウェーがある。細い山越えの道はイヤなので、ガイド本にならい、広い県道を選んだのだが、ナビが言うことを聞いてくれずあっちへフラフラ、こっちへフラフラ、一時間近くもロスしてしまった。今晩の宿は室戸市でとっているので、何としても急がねばならない。このあと結局昼飯抜きで頑張った。
那賀川が大きく蛇行するところに「鷲の里」があり、2〜3日前の雨で水量も豊かで、この景色は見応えがあった。山頂部には昔居たという狼の銅像が置いてある。
二十一番札所・太龍寺
やっと着いたと思ったら、ここもさらに百段近い石段が待っていた。木々にさえぎられて眺望はあまり良くないが、空気が爽やかで気持ち良い汗をかくことができた。
二十二番札所・平等寺
ご本尊の薬師如来の手と結んだ紐が境内いっぱいに伸びていて、より願い事が叶うという。多くのお遍路さんで賑わっていた。
二十三番札所・薬王寺
二時半過ぎに到着。団体さんがワンサカいて、灯明や線香をなかなかあげられずイライラ。前の寺で一緒だったご夫婦がいて、シャッターを押してくれた。
ここ日和佐の薬王寺を出発したのがジャスト15時、次の高知室戸岬最御崎寺までは75㎞あり、歩きのお遍路ころがしの道。納経所は17時までだからちょっと渋滞に引っかかればアウト。間に合うものと信じ、とにかく走ることにした。
日和佐から室戸岬までは海岸線を走る国道55号線があるが、なんと、ナント、ガラガラに空いている。カーブがあってスピードは出せないが、北海道並みの走りができてサイコーのランディングだった。
室戸が近づいて、道路沿いにある「御厨人窟(みくろど)」に寄るが、崩れるとかで洞窟内には入れなかった。
室戸岬に「中岡慎太郎像」がある。急いで停めて、愛車とのツーショットを撮る。
二十四番札所・最御崎寺
16時半、なんとか到着することができた。誰かのブログに書いてあったが、ここの駐車場は坂になっておりバイクの駐輪は無理だったが、空いているのを幸い、二台分を使ってかろうじて停める。今日は私が最後の納経、よかった、ヨカッタ。
17時半、室戸市内のホテルに到着。ここは25番札所のすぐそば、明朝一番乗りで納経し、30番札所まで終わらせて高知市内に二泊する予定だ。