熊本の大地震

深夜、携帯とタブレットのアラームが連続して「ブーブー」鳴るのに目を覚ました。時計を見ればまだ2時前、何だろうと思ってみると熊本でのマグニチュード7.3の地震の号外通報だ。そのときは、一昨日のものより大きい揺れだなと思った程度でまた寝てしまったが、今朝起きてからのニュースを見てビックリ。14日の地震は予兆に過ぎず深夜の揺れが本震で、新たに南阿蘇村中心に大きな被害が出ているという。
さらに頻発する大きな余震にも驚かされた。テレビには、例の不気味な前奏に続いて「緊急地震速報」が間断なく流されている。四十数年ぶりに訪れた、あの威風堂々とした熊本城天守閣の鯱が落ち、建物、石垣も一部崩れ大きな被害が出ている。
昨年5月の九州ツーリングの折、宿泊した南阿蘇村河陽地区のペンションは、再三ニュースで流されている落ちた阿蘇大橋、東海大学キャンパスのすぐ近くだ。ご主人が同い年で話もはずんだのだが、正直経営は厳しいとおっしゃっていた。被害の状況はわからないが、例え何もないとしても行楽シーズンを前にしての今回の地震は言葉に出せないものがあると思う。
ニュースを見ていて気になったのは、震源地が断層に沿って北東に伸びており、四国・愛媛への影響も否定できないと解説していたことだ。私のお遍路ツーリングなんて所詮遊びに過ぎないけれども、ある思いを込めて計画しているだけに今後の動きが気になるところではある。
現地では夜半から天候の悪化が予想され、二次災害が懸念されている。何とかこれ以上の被害が出ないよう、祈るばかりである。