2015春 山陰・九州の旅(十二日目) スマホ・ナビ、使えたゾ〜

5時前に目を覚ましたら、外はジャンジャン降り。予報では11時頃には止むようだ。そのため、ゆっくり仕度をして8時過ぎに和定食の朝飯を食べる。その後もテレビを見て時間を潰し、掃除のオバちゃんに追い立てられるように、10時かっきりチェックアウトする。
先ず水前寺成趣園に行く。大学1年に夏休みにリュック一つで九州旅行を敢行した際、ナケナシの金で市内観光バスで回った時以来、実に46年ぶりの再訪である。当時はどえりゃぁデカいと思っていたが、今日見る限り大したことはないなあ。
次に熊本城。成趣園同様、同じ顔をした外人さんがたくさん来ていて賑やかだ。ここも40数年ぶりではあるが、二回目だとナンカ感動がウスい。ホテルを出るときにはまだ降っていたのでここまではカッパを着ている。今日の午前中の蒸し暑さと言ったら尋常ではない。バイクの熱気も伴ってマタグラはもうハードボイルド状態で、少し雨が残っていたがぬれるの覚悟でカッパ類は脱ぎ捨てた。
お初のスマホ・ナビをセットし、阿蘇へ出発。画面であれば距離の表示があるので安心するのだが、何しろ頼りはスマホの音声のみ。熊本市内では曲がるところも多く結構こまめにお話してくれるが、国道に出るとうんともすんとも話してくれない。そして突如「あと400mで右に曲がります」とくる。一語一句聞き逃すまいと耳に神経を集中して走った。
阿蘇村の白川水源に着く。阿蘇の伏流水がこんこんと溢れて川になっている。さほど冷たくはないが飲むと柔らかい感じがして旨い。しっかりペットボトルに入れて持ち帰る。
国道沿いの食事処で昼飯を取る。一日10食限りの「赤うし焼き肉ランチ1280円」を食べる。といっても客は私だけ、きっとまだ9食分は残っていただろう。赤うしは脂のサシがない赤肉主体で、ヘルシーを売りに頑張っているとのこと。
これからは上りのワインディング・ロード、車が殆ど無くマイペースで走って行く。ほどなくロープウェーのりばに到着するが、山頂へ行く有料道路とロープウェーは乗り入れ禁止中。それでも駐車場は団体バスで結構混んでいた。そのまま草千里ヶ浜まで行くと、ここも車も人でいっぱいだった。ちょうど雲も切れて素晴らしい絶景をみせてくれた。お饅頭のような「米塚」の可愛らしい姿もしっかり見ることができた。
道の駅「阿蘇」でアイスを食べて休憩。今日の走りはここまでであとは好天が期待される明日に残して、宿に向かう。なかなか解りにくいペンションだったが、しっかりナビが案内してくれた。
風呂に入り6時半から夕飯。デジカメに撮れなかったがお箸のフランス料理で、前菜、人参スープ、ニジマス、赤牛、デザートと本格的だった。客は私一人、ご主人が同い年ということもあって話が弾み、ついついビールと白ワイン1本を空けてしまった。
部屋に戻りブログの続きをと思っていたら、いつの間にか寝いってしまう。17日の午前中は阿蘇のメッカ「大観峰」やミルクロードなどを走り、午後から高速で鹿児島に向かう予定だ。