2015春 山陰・九州の旅(十三日目) 待ちに待った好天

今朝は5時過ぎに目が覚める。カーテンを開けたら予報通りスッキリと青空が広がっていた。七時半から朝飯、大皿にはソーセージ、サラダ、卵焼きなど盛り沢山。カスピ海ヨーグルトに温かい三種類のパン、デザートはメロンと上品で十分な量だった。ご主人がずっとつきっきりだったので、写真を撮れなかったのは残念だった。
八時過ぎ、ご夫婦に見送られてペンションを出発。57号線から212号と上がり大観峰へ行く。春霞気味ではあるが、途中のパーキングエリアからの眺望も素晴らしい。
40分ほどで大観峰に到着。好天の休日で駐車場はもういっぱい、バイクも相当数停まっていてちょっと手前に停める。ここからの景色は涅槃像に似ているとは聞いていたが、確かにそのとおりだ。少し走って「かぶと岩展望所」に行く。道の両側には牧場が多く、牛が放牧されていて牛乳を運んでいたため「ミルクロード」と呼ばれている。時間はまだ9時を過ぎた程度、鹿児島に行くには早過ぎるので計画を前倒しして「通潤橋」へ向かう。
ほとんど下りの山道を走り11時前に到着。昨日宿のご主人から、通常日曜の昼だけ放水するが田植えのこの時期は中止と聞いていた。でも、この景色をどうしても見たかったので満足した。
通潤橋から西へ西へと走り、松橋I.Cから九州自動車道に乗る。ちょうど昼どき、最初のS.Aの宮原で「カツ丼」を食べてこれからの行動を再検討。このままなら3時前に鹿児島市内の宿に着いてしまうし、何よりこの好天がもったいない。ということで国分で高速を降り、国道を走って桜島へ行くことにした。
桜島へ渡る前に道の駅「たるみず」に寄るが、降灰のせいか目がチカチカする。この駅、海岸脇に長い足湯があり多くの人が楽しんでいた。陸続きで島に入り「溶岩ロード」を時計回りで桜島港に行く。
桜島の稜線が望めるところで駐輪し、来島記念撮影。今日は南風なので噴煙も灰も北側に流れ、南側のこの辺はスッキリした視界だ。
ところがほんの数分走って道の駅に着いたら、噴煙がものすごい勢いで真上に伸びているではないか。これには正直タイミングが良すぎてビックリした。
桜島からフェリーで鹿児島市内の鴨池に渡る。あとで知ったが、テレビを視てると頻繁に「噴火情報」が出されている。フェリーの誘導員のオッサンと立ち話をしたが、大隅半島と地続きになった大正三年の大噴火からちょうど百年、近々に大噴火が起きるのではと心配していた。
4時過ぎに鹿児島中央駅前のホテルに到着。明日の予報は終日雨、特に夕方から雨脚が強まるようだ。それを見越してここには二泊を予定している。明日こそコインランドリーを探して洗濯しなくっちゃあ。