2015春 山陰・九州の旅(十四日目) 新たな発見

五時過ぎに目が覚めたら外は雨。どうせ今日は走らないつもりだから、残りの旅程の分も含めてジャンジャン降れと祈る。
鹿児島は何十回も出張で来たが、多くは枕崎と山川のみで鹿児島市内に泊まるのは久しぶりだ。今泊まっているこのホテル、20年以上昔に初めてこちらに来た時に止まったところだが、3ベッドの部屋で朝飯付き3500円/泊の安さだ。ワケアリで夜中に何か出てくるかと昨夜は心配だったが何事も無くホッとする。今朝はゆっくり8時過ぎに朝のバイキングを食べる。値段から見ればなかなかどうしてリッパなものである。午前中はウダウダ朝寝ナンゾして過ごし、正午過ぎにちょっと出かけてきた。
ホテルの裏を流れる甲突川のところに「維新ふるさと館」があったので入ってみた。。明治維新に活躍した薩摩の人たちを学習できる施設である。かつて城山や考古資料館、尚古集成館や磯庭園などひと通り廻ってはいるが、今日は館内の資料、二本のドラマを見て改めて維新について学ぶことができた特に「薩摩スチューデント」と言われる五代友厚寺島宗則らの藩命による英国留学の話は興味深く、あとで中央駅にある銅像を改めて見に行ったくらいだ。
天文館まで電車で出る。しかし市内の道路は実に広く、電車が走るところは中央に往復の線路があっても片道3車線が確保されている。二時をまわっていたが、天文館の「こむらさき」というラーメン屋で「肉入りらーめん」950円の昼飯を食べる。ガイドブックに載っていたので入ったのだが、肉は細切れのチャーシューで迫力がなく、キャベツ炒めが特徴とあるけど別に旨くもない。何より肉なしのラーメンが850円というのもベラボウである。ラーメンはヤッパシ新潟かな。
願いが叶い、明日は曇り、その後22日(金)まで晴れマークが並んだ。今のところ、22日の夕方に新門司から東京行きのフェリーに乗って今回の旅を打ち上げる予定だ。
いよいよ旅も終盤、最後まで気を抜かず安全運転に徹したいと願っている。