久々の訪問

雨は降らなかったものの一日中本曇りで気温も上がらず、ちょっと肌寒い日和だった。
一昨日から稲毛に来ている。6月下旬以来久々の訪問だ。11時過ぎ、いつものように勝手口の鍵を開けると、薄暗い居間にオジサンがポツンと座っている姿が見えた。デッカイ声をかけたのだが反応がなく、上がって電気を点けるとビックリしたように数秒間固まったがやっと私と気づいてくれた。
あとで知ったのだが、8月からオジサンの妹さんが手配し、近くの行政書士が後見人となって生活の管理をしているという。食事は、朝と夜はヘルパーさんが用意し昼は弁当とのこと。風呂も週に一回、その他掃除・洗濯もヘルパーさんがやってくれるようになったという。現行に移る過程では、全くのボランティアで面倒を見てられたOさんが絶句するようなこともあったようだが、とにもかくにも周りが気をもむことはなくなったらしい。
一昨日の午後は久しぶりにメンバーが集まり麻雀卓を囲んだが、オジサンは入歯を外しているから一気に老けた感じでゲーム中のミスも増えた。それでいて体に異常はなく、食欲だけは「すこぶる付き」の良好だ。
オバサンの方は相変わらずだ。私のことは分かってくれているが会話は弾まず、すぐテーブルに顔を伏せて居眠りを始めてしまう。

何か考えさせられる今回の訪問である。