ミディアムツーリング 2015秋(初日)

三日(土)夕方、長姉が来新したので久々に駅前の食事処でオバカン飲み会。春の旅行が中止だったため三人揃うのはほぼ一年ぶり、地酒八種類(各150ml)の利き酒をしながら話に花が咲いた。久しぶりに日本酒を飲んだせいか昨日の午前中は何となく二日酔い気味だったのだが何とか回復し、午後からバイクを取ってきた。
ここしばらくは好天が続くようなので、作り置きの計画案を出し、今日から三泊四日のミディアムツーリングに出かけることにした。
ジャスト7時、走行距離数をチェックしてマンションを出発する。新潟西ICから高速に乗って、今日の目的地である「奈良井宿」を目指す。ところが天気は予想に反しイマイチで、上越を過ぎれば妙高山黒姫山の紅葉が見れるかなと期待していたのだが、雲に覆われていて残念だった。松代や小布施のパーキングで休憩し、塩尻ICからは国道19号線を走って、11時半、道の駅「奈良井木曽の大橋」に到着。
思いのほか真新しい大橋が出迎えてくれた。橋を渡り線路の下を潜って歩くこと10分、ようやく中山道の街道沿いの街並みに出た。先ずは腹ごしらえと、手打ちそばの看板がある「越後屋」に入る。そば二枚に五平餅、山菜が付いた「越後屋定食(千五百円)」を食べるが、大したことなかったなあ。思わず「越後屋、オヌシもワルよの〜」のセリフが飛び出した。
食後ゆっくり街並みを散策し往時の賑わいを偲ぶ。他の宿場町から見るとかなり長い街並みが残っている。民宿の看板が出ている旅籠、漆器店が多く、湧水が豊富なのか「水場」もあちこちにあった。
奈良井から伊那市街地を抜け、152号線にある「高遠城址公園」に行く。ここは桜で超有名なところだが、中に入ってみると「城」の面影がまったく見えず、写真の「桜雲橋と問屋門」「太鼓櫓」がある程度。掃除をしていたオバちゃんが言ってたが、山全体を指す「天下一桜」の石碑を見て「どれが天下一の桜の木?」と尋ねる人が多いと笑っていた。
今晩の宿である八ヶ岳山麓の「原村」に行く途中、「杖突峠」に立ち寄る。天気が良ければ右のように八ヶ岳が一望できるところだが、今日はガスって左端の諏訪湖がようやく見える程度でガッカリ。
四時前に原村のペンションに到着。6時半からの夕飯には鎌倉からの品のいい老夫婦(ダンナは八十過ぎ)と一緒だった。写真を撮り忘れたが、オーナーオリジナルの前菜(ナスの香草焼き)、ジャガイモのポタージュ、秋鮭のムニエル、ポークのクリーム煮は美味。デザートの梨も美味しくいただいた。老夫婦も旅行が趣味らしく、特にダンナさんはピースボートで世界を旅した話を熱心に聞かせてくれた。
明日は、八ヶ岳を横断して清里に出てから、群馬の妙義山富岡製糸場を回り前橋に泊まる予定だ。明日こそ真っ青な秋空を期待したいのだが、、、