近畿ツーリング(初日) 風がツヨ〜イ

5時に起きて外を見たら今にも降り出しそうなドンヨリ曇り空、気温も低めでウスラ寒い。北陸の海岸線の天気はこれから良くなる予報が出ており、これを信じて6時に出来島を出発した。
新潟西より高速に入り北陸道をひたすら南下していくが、長岡の手前でパラパラ来たが気になるほどの振りではなく大助かり。ただし西風が強く高速の走りは要注意だった。上越の名立谷山SAで「かき揚げうどん」470円で朝飯、有磯海でガソリン補給と二度の休憩をして10時過ぎに福井の「丸岡城」に到着。
創建は1575年。1948年の福井地震で倒壊し再建されたが、古色然とした可愛らしい城である。就職2〜3年目に越前町の友人に案内されて以来の訪問だが、前の記憶は全然ない。駐車場のオジサンが親切に特等席に駐輪させてくれた。
次に勝山市の恐竜博物館を見学。中は家族連れでいっぱい、化石のレプリカ、動きのあるロボット、大画面のCDなど迫力あるダイナソーの世界である。今度はSちゃんと来たいものだ。
大野へ向かう途中、再建された越前勝山城に寄ってみた。ナントケバケバしいお城だろうか、狭間にガラスがハマっているし石垣には龍のレリーフが付いている。ちょっとやり過ぎではなかろうか。中の見学は勘弁してもらった。
大野市内にある湧き水の「お清水」。きれいに整備されていて気持ちが落ち着く場所だ。湧き水の水温は一定らしいから、今が暖かくもなく冷たくもなく一番中途半端な感じがする。近くの蕎麦屋、その名も「おしょうず」で「ざる定食」千円で昼飯。ミニ天丼にざるそばだったが、最初に出されたコップの水が旨かった。

ちょっと離れた「本願清水」に寄ってみた。ここは清流にしかいない「イトヨ」が生息しているという。確かに魚はいたが、イトヨかどうかわからなかった。真夏に足を浸しながらノンビリしたら、さぞや気持ちがいいことだろうな。
町のいたるところから、「天空の城パートⅡ=越前大野城」が見えるので行こうと思ったが、クルマで行く道が見つからない。足で登るにはチト急な山道なので今日のところは諦めた。
福井市方面へ走って「一乗谷朝倉氏遺構」へ行く。それは、緑豊かな山間の一角に広大な土地とともに急に現れた。ヘンに再現された建物もなく、礎石だけが点々としていて往時を偲ばせてくれる。
ここから福井市内の今晩の宿へ向かい、16時過ぎにチェックイン。
シャワーを浴びて、ちょっと早めに晩飯を食べに外へ出た。ホテルから歩いて5分ほどにある福井ソースかつ丼の元祖「ヨーロッパ軒総本店」で「ソースかつ丼セット」1080円を食べる。新潟のタレカツと比べるとソースがチト辛く深みがない。それに肉の薄さにはちょっとガッカリだ。贔屓目でなくても「とんかつ太郎」に軍配があがるだろう。
明日は天気も良さそうだ。安全運転でツーリングを楽しもう。