近畿ツーリング(二日目) アッチェ日ラッタ

朝からカラッと晴れ上がり、今日は暑くなりそうである。6時半から朝食バイキング、品数があるわけではないが今日もしっかり食べた。
7時過ぎにチェックアウトし、ちょっと早めに7時半ホテルを出発。福井〜敦賀間は北陸高速を使い、琵琶湖のほとりの高島市を目指す。

朝が早かったので高速も一般道もスキスキ、9時前には道の駅「マキノ追坂峠」に到着。春のモヤに霞む高島市と琵琶湖を遠望する。9時から店も開き、道駅お馴染みの農産物目当てに、オバチャン連中が集まっていたが、見た感じではそう安くはなかったなあ。
ちょっと時間に余裕があったので、マキノ高原を廻り「メタセコイヤの並木」を走ってきた。直線道路の両脇にメタセコイヤの並木があって、日本離れの景色である。メタセコイヤにしては樹高もまだ低く、今日のところは「ちとセコイやの並木道」と言ったところか。

10時半からガイドさんを付けて高島市の「針江の生水」を見学。針江地区は湧き水が豊富で家庭に「川端(カバタ)」という洗い場があり、飼っている魚が残飯を掃除してくれるそうだ。各家庭では飲水に適していることの証明を受けている。
よく見ると湧き水が出ているところに「沢ガニ」までいる。最初に配られた「利き酒」ならぬ「利き水」用の竹のぐい呑で何箇所も飲み比べたが、解ったのは水道水との差だけだった。今日の1パーティーは5人。千円/人のガイド料で、暑い中、オバちゃんガイドは1.5時間たっぷりと案内してくれた。
ここから奈良へ向かう。ナビの言う通りに走ったのだが、湖西の高速無料化を理解しておらずヒタスラ一般道を選択するが、今日は日曜日でアチコチ渋滞が発生。ようやく奈良に入ったときは2時を過ぎていた。もう暑くてガストを見つけ、遅めの昼飯をとってしおばし休憩。
法隆寺に着いたのは4時近く。見学は明日に回そうかとも思ったが、日も長いし修学旅行生も多いことから入ってみた。奈良は、昭和41年秋の高校修学旅行、昭和60年のサケマス船主会旅行についで三回目だが、法隆寺は初めてである。
金堂の釈迦三尊像が本命だったが、暗くてよく見えなかった。中は写真禁止だから仕方ないが、教科書に出てきた大宝蔵院の仏像、厨子には感激した。全部回って拝観料千円は安いカモ。
いつもより遅く18時前にチェックイン。よく歩きよく汗をかいたので、シャワーを浴びたらウトウトしてしまった。
明晩から明後日にかけて雨になるようだ。二日間、バイクは置いて、ゆっくり奈良を見物しようと思っている。