北海道ツーリング(五日目) 羅臼から川湯温泉へ

天気が気になり、5時前には目が覚めた。どうもすっきりしない天気、でも雨は降ってない。7時から朝飯。結構ボリュームはあるが、しっかりご飯はお代わりした。
日中曇り空だがときどき雨で、遅くなるにつれ強くなる予報だ。7時半からBSの「あまちゃん」を視てすぐチェックアウト、既にポツポツきていたが8時前にホテルを出発した。
今日の最初の目的地「開陽台」へは約55kmの距離。牧場地帯のまっすぐな道路、まだ早いから車もなく貸切状態で走っていく。ヤッパ、北海道はライダー憧れの地だ。
道中ずっと霧雨状態が続いており、9時過ぎに開陽台展望台に到着。ヤッパシ、ガスっ気が抜けず、折角の景色も台無しだったが、360℃のパノラマは見応えがある。
同様にパノラマが売りの「多和平」にも行ってみる。若干視界は良くなったが、それでもマダマダ。牧場で育てる「星の黒牛」が名物らしくステーキなども大分安かったが、まだ昼飯には早くクッキー付コーヒーで我慢した。
天候が悪化しないうちに行けるところは行こうと、次に道駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」に向かった。屈斜路湖の西側の国道を上がるにつれてガスも濃くなっていく。かろうじて屈斜路湖を観ることができたがおわかりだろうか。
知らなかったが、美空ひばりの「美幌峠」の歌碑もあった。
ちょうど昼飯時だったので、レストランで「イカの唐揚げ丼」680円を食べた。ゲソ付きのイカ一杯分を唐揚げしあまじょっぱいタレに潜らせてあり、意外と旨かった。

屈斜路湖の東側にある「硫黄山」行ってみた。小規模ながらブクブク温泉も滲み出しているし、ガス孔にはマッキッキの硫黄が小山となっている。まさしくグレートネイチャーの世界だった
時間もあったので、ガスでどうせ見えないだろうと敬遠していた摩周湖へ行く。展望台の駐輪場に着くと、帰ってきたライダーが「運が良いですね。今、ガスが消えてバッチリですよ」と云う。あわてて展望台へ上がってみたら、スッキリとはいかぬまでも小島まではっきり見えた。餌置き場にはシマリスも姿を見せる。悪運の強さを感じた一瞬だった。
今晩の宿、川湯温泉のホテルにチェックイン。頑なに露天の駐輪場を主張するホテルマンにてこずったが、何とかエントランス周りの雨があたらないところに駐輪できた。ここは弟子屈町で、弟子屈と言えば大鵬の出身地。ロビーには「相撲記念館」のパンフがあった。
晩飯は近くの「三三五五」へ。観光本には必ず載っている店で「ドデカザンギ」(単品830円)という鶏の唐揚げが名物だ。30分近くも待たされてようやく出てきたが、これなら新潟せきとりの「半羽揚げ」の方が迫力がある。その他のメニューもワリカシ高めで、ちょっと期待外れだったなあ。

明日は阿寒湖を経由して帯広までだが、今晩から生憎の雨でところにより強く降るらしい。午後から弱まるらしいので、また明日の雲の動きをみながら出発時間を決めよう。しばらく国道だが足寄からは高速を使うつもりである。
予報では2日は晴れるが、3日はまた雨になる。ウ〜ん、宿の取り方が、ホント、難しい。