北海道ツーリング(四日目) サロマ湖から羅臼へ

昨夜は早めに寝たので、今朝は4時半に目が覚めた。外をみたらもう雨が降っている。しかし、そう強くはなさそうだ。
大浴場で朝風呂につかり、7時から待望のバイキング朝飯。
ツアーの団体客が多く、遠慮に遠慮を重ねてこの量を確保した。もっともメニューも少なかったことは確か。ジムには行けないんだから、腹八分目(六分目かな)で我慢しよう。
八時半から出発できる体制でスタンバイ。雨は強くもならず、といって止む気配もない。9時過ぎ、意を決してホテルを出た。能取岬、網走湖などブラブラ観て回りながら行くつもりだったが、今晩の宿がある羅臼へ直行することとし、雨が強まれば途中の道駅で雨宿りするつもりでいた。
当初は弱いと思っていた雨も結構強いことが分かったが、走り始めたからには仕方ない。絶対コケないために、今日の鉄則を立てた。
 ①エンジンブレーキを効かすため、ギアは4速で抑える
 ②後方から接近するものには道を譲り、絶対に追い越しはかけない
 ③カーブはヤワヤワ曲り、他の迷惑は顧みない
 ④道路の水たまりは極力避ける
今日の景色はすべて水玉模様。じゃまになってフードも上げ、直に雨を眼鏡に受けながら走る。それでも段々容量もよくなって視界は確保できるようになった。ホッペに当たった雨水が口に入ってくる。こまめに水分を補給することとなり、熱中症の心配はなさそうだ。
1時間ちょっと走って、道駅「はなやか小清水」に入る。このころが最も雨が強かった。もうブーツの中はグショグショだ。1時間ほど休んでいると小降りになってきたので、また走り始めることに。
雨は段々弱まってやがて止んでしまった。次の道駅「しゃり」までのつもりだったが、知床まで伸ばすことにした。
オシンコシンの滝」で休憩。この天候でも団体客が多い。雨ばっかりで濁り水かと思っていたがそうでもない。高さも幅もあり、見応えのある滝だった。
ここから数キロほど走って道駅「うとろシリエトク」に到着。
時刻は正午近く。ここで昼飯を摂ることにし、レストランで「三色丼」1600円を食べた。ところ変われば品変わる。今日はサケ(ノルウェーサーモンの炙りと生)、ホタテ、イクラの三種類だったが、味より丼の小ささに驚いた。
ウトロを出発するときは雨は完全に止み道も乾き始めてきたが、知床峠に近づいて高くなるにつれまた降り始めてきた。峠の駐車場も閑散としている。
それにしてもこの横断道路、幅もタップリでカーブもきつくなく走りやすいのにはちょっとオドロキ。機会があればもう一度走ってみたい。
一時半過ぎ、羅臼到着。今来た峠方向はまだガスっている。目の前には、42年前、練習船で入港した羅臼漁港がある(このことは改めて報告する)。
ちょっと早めに羅臼のホテルにチェックイン。雨中の走行で疲れたのか、部屋に入るとウトウトしてしまった。
6時から晩飯。食堂に客は私一人と完全貸切。
枝豆、大粒のバイ貝5個、モズクの酢の物、イクラ、刺身はサメカレイにボタンエビ、焼き立ての大型ホッケ、ビールと純米冷酒でゆっくり戴く。ご飯と豚汁が出て、シメはイクラをかけて即席一色丼。満足、マンゾク。

天候の変化が激しい。明日午後から晴れる予報も、さっき一日中曇りに変わった。明後日からまた天気は下り坂になる。先の予定は考えずに、目の前の一日を慎重に走ろうと思う。