「度胸試し」
道の駅「ウトロ シリエトク」での車中泊。努力の甲斐あってか、助手席ベッドも改善されグッスリ眠ることができた。駐車場には車が2~30台、これ全部車中泊組である。朝から断続的な小雨の中、コンビニサンドで朝飯を済ませ、地デジTVで「エール」を見て、8時半出発する。
知床峠に向かって上っている途中、右手に鹿が一頭草を食んでいる。車を停めてデジカメを構えようとしたとき小鹿が前を横切っていった。昔5~6頭ほどが横切っていった経験があり、まだ来るかと構えていたが後続はなし。知床峠は昨日にもましてガスが濃く、慎重に羅臼方面へ下っていく。
羅臼から道道87号線で半島の先っぽめがけて車を走らせる。海岸にへばりつくように集落が続く。途中、奇妙な形の「二ツ岩」が現れた。
しばらく行くと、キツネが魚を咥えて歩いている。魚はカラフトマスかな? 今日のは毛艶がよく、エリマキにできそうだ。これで三日連続のお狐さん、そういえば昨日の晩飯はお稲荷さんだった。
瀬石温泉の看板が突如現れる。海岸をのぞくと、水たまりのようなものがある。入る気はなかったが、「満潮になると沈む秘湯」とあるのはこれだろうか。
一番果てにある「相泊漁港」。これから先は道がなく、船で行くしかないそうだ。Uターンして羅臼の方に戻る。
道の駅「らうす」で売ってた海産物。帰ったら、真っ先にイクラの醤油漬けを作らなっくちゃあ、、、
中標津のスーパーで今晩のキャンプ飯を仕入れ、ついでにそば屋で「お結びセット」920円を食べる。13時半、標津町のキャンプ場に到着。申込用紙を書き説明を受けていると、目当ての「釣り」は現在できないとのこと。さらにオートのサイト料が3,140円に入場料200円と高い。フリーサイトに変更しようとしたら、駐車場から荷物を運ばなければならない。それなら「や~めた」、今晩も道の駅にすることを決める。
まだ時間はあるので野付半島を走る。ナラワラはサギがいっぱい、要注意である。
ネイチャ^センタ^を通り越し、先端の野付灯台までいってみる。付近は完全に秋の気配である。
ここでハタと思い出す。さっき買った今晩の食材だが、明日はホテルを予約済み。道の駅では火が使えず、折角の味付け豚肉ほかが無駄になる。今日中に食べるにはどっかのキャンプ場に行かねばとガイド本で探すと、戻る格好にはなるが中標津にあった。
15時半、キャンプ場到着。オートはなくすべてフリーサイトでテント一張り220円、場所はバンガロー裏手の森の中ならどこでもよいとのこと。荷物の下ろしあげたら車は外の駐車場に入れてくれという。早速テントを張っていたら蚊が凄いのなんの、大挙して群がってくる。そしてどう見ても、この広大な敷地に今日のキャンパーは私だけのようなのだ。「管理人も引き上げるというし、冗談じゃない」と係りと交渉。先ずはテントを芝生広場に張らせてくれと頼んだが、ダメ。じゃあ車を入れて車内で寝るといったら、もっとダメ。では駐車場の車内で寝ると言ったら、ほかのキャンピングカーがお金も払わずに真似をするからダメ。それでも何とか粘り、飯を炊事場で作って早めに食べて駐車場の車内で寝る許可を得た。
17時に閉門というから 早速メシ作り。タマネギ入り味付け豚肉とモヤシを炒め、刻み野菜サラダと一緒に食べる。このあと車を移動させなければならないのでアルコールはオアズケ、コーラで我慢する。
今駐車場に一台。場内のトイレまで真っ暗い中を150mはある。ブログを書き終えて寝よう。クマさんが来ませんように、早く朝が来ますように、、、