2023春 北海道気まま旅(24日目) 晴れは旅のご馳走

昨夕寝るときはまだ暑さが残っていたが、今朝は冷え込んで5℃まで下がり、もう一枚着込んで寝直した。

今日は朝から雲一つない真っ青な青空が広がっている。7時前、始動。野付半島でバードウオッチングとネイチャーセンターの花のチェックが目的だ。

30分ほど走り半島に入ったところにある「ナラワラ」で休憩。立ち枯れの木々は幻想的だが、肝心の鳥が全然見えない。

ネイチャーセンターを通り過ぎ、燈台近くまで行く。

ここから斜里岳、海別岳、知床の山々が良く見える。海に目を向けると国後島が昨日よりはっきり見える。

遠くにオジロワシらしきデッカイのを視認したが、デジカメでとらえたのは2羽のみ。しかしシカだけはかなりいる。遠くの方にシカの群れが見える。

センターに戻り、トドワラ方面へ歩き出すが、黄色いセンダイハギが少し咲いてるだけで早々に引き上げる。

さて戻ろうと車を走らせると、ナント道脇にシカが大挙しているではないか。目と鼻の先にもかかわらず、全然逃げるそぶりがない。この時期、新しい角が伸び始めたばかりかな?

 

10時前、標津町の「しべつサーモン科学館」を再訪。最近知ったのだが、りっぱな施設からてっきり国or道立かと思っていたが、ナント「標津町立」という。館長のI村さんとお会いしたが、館内の各水槽に贈るポンプの調子が悪いということで忙しそうだった。館内をゆっくり見学、前から見たら「チョウザメ」が増えたんでないかい?

ここから知床を目指す。標津から羅臼へ通じる国道335号線が随分整備されてきれいになった。道駅「らうす」で昼飯でもと思ったが、団体客で混んでいたので冷やかしただけで続航。

知床峠で休憩。比較的空いていて雲一つかかってない絶景にしばしウットリ、思わず手を伸ばしてツーショット。この付近では道路脇に残雪が見える。

 

ウトロ方面に下っていき、宇登呂の手前で「知床五湖」方面へ。昨日この道で熊が出たというので慎重に走るが、出たのはシカだった。駐車料金5百円、思ったより観光客は少なく高架木道をのんびり歩いていく。残雪がアクセントの連なる山容、新緑の樹々、笹薮の明るい竹色、何モノにも代えられない真っ青な空、すべてが絵になる。

14時前、道駅ウトロに到着。今夜はここで泊。天気は明日午前中まで持つことを期待し、明日午前中、海難事故以来今日から再開された知床観光船に乘るつもりである。