朝から風が出ていたがそれほどでもなかったので，いつも通りジムで汗を流してきた。
ところが夕方近くになると段々風が強くなり，時折雨脚も激しくなる。
今，夜の11時だが，外で風が唸っている。風の音は時化を思い出すから大嫌いである。
南氷洋に向かう時は，必ず強風域を通過しなければならない。
南緯側は40度以南に大陸がほとんどないから風の影響をもろに受ける。俗に「吠える40度，狂う50度，叫ぶ60度」と謂われている。
その時も，あと2日ほどで漁場到着する南緯50度付近で猛烈な時化にあった。乗船してたのはサケマス時は母船となる1万トンクラスの冷凍加工船だったが，前に全然進めない。船首を風上に向かってスローでエンジンを使い支えるのがやっとだった。
船体中央部のブルワーク（乾舷）がギシギシときしんでいる。系列会社のタンカーが時化にあい船体が真っ二つに折れた事故があったばかりだったので，本気で心配した記憶がある。
新潟は明日まで強風の影響があるらしい。
テレビでさかんに外出を控えるよう言っているので，明日は大っぴらにジムをサボロッと。
