2024春 西国行脚(9日目)

九州入り

今回の旅の目的が昨日訪問したSさんの見舞いである。昨年暮れ、症状の進行が深刻な状況にあるむねの連絡を受けた。しかも他言無用の註が付いている。突然のことでどう言葉を返してよいか分からず、とにかく雪が融けて春になったら見舞に行くと返すのが精一杯だった。

2年前に訪問したときは、十数年前の大病を克服し元気そのもの。毎日の愛犬の世話や冬のワカサギ釣りの釣果記録などの話で大いに酒がすすんだものだ。聞けば、昨冬小さな病巣が見つかり腎臓手術のため入院、その後何となく胃の違和感を感じながらも投薬だけで暮らしていたところ11月末突然担当医師から告げられたという。今は近くの病院で定期的に点滴を受ける以外は外出もほとんどしないという。昨夜は奥さんと三人、ゆっくり一杯やりながら諸々のことを語り合う。

今朝は7時起床、テレビを見ながら2試合連続ホームランのオータニさんの話題で盛り上がる。朝食を食べ終わって8時過ぎに奥さんはお勤めに、ワタシも9時半にSさん宅を辞す。別れ際平静を装うつもりだったがやっぱり無理、お互い握手しながら涙目になってしまった。

旅の主目的を終えこのあと具体的な計画はないのだが、昨夜彼との会話で出た長崎の平戸・生月に行くことにし、コースをセットする。通過する下関では、ニュースとなっていた新しい捕鯨母船「関鯨丸」を見るつもりだったが、バイパスを下りるタイミングを逸し、そのまま関門トンネルをくぐって九州に上陸してしまった。道の駅「いとだ」で弁当を食べながら今後の計画を立てる。新潟を出る前に決めていたことは、今月20日頃には新潟に戻ること辿りついていることだけ。「道の駅旅案内」の地図を見ながら今晩は秋月城址に近い朝倉郡筑前みなみの里」で泊、明日「生月」訪問のあと佐世保経由東彼杵まで行くことにした。

今回は旅名を冠さないつもりだったが、「2024春 西国行脚」に改めることにした。横浜出発を初日とし、今日は9日目となる。「春の交通安全旬間」も間近、「オカミへの上納金」絶対阻止を掲げ無理せず安全第一で行きましょう、、、