旅へのおもい

朝方は少し冷えたが日中は春の陽気となり、気温も10℃を越えたようだ。こんな陽気だがちっとも気分が高揚しないのは、新規感染者の高止まり状態が続いている県内のコロナ事情のせいだろうか。

私の旅好きを後押ししてくれる番組に、火野正平さんの「こころ旅」と田中陽気さんの「グレートトラバース」がある。今晩BSPでそのうちの一つ、「田中陽気 501座 7年の軌跡」があった。「肥満、高コレステロール、腰痛」と三重苦の私にとって山に登るだけでも凄いことなのに移動がすべて自分の脚というから、もう同じ人間とは思えないアンビリバボーの超人のなせるワザである。三年数か月を要し、それまで登った百名山、二百名山を含む301座を踏破した「トラバース3」の動機が、それぞれの山を味わい尽くすためだったとか。私も日本中をほぼ二周してはいるが、一回の旅に何でもっと時間をかけてじっくり回らなかったのかと反省しきりである。喫緊の用事などあろうはずがない年金暮らしのヒマなオジンなのになんで先を急いでいたんだろう、実に勿体ない旅をしてきたものだ。そんな反省を踏まえ、今春は京都から西の中国・四国・九州をじっくりまったり時間をかけてドライブするつもりで、見逃している名所旧跡・名物はないかチェックに余念がない。

来月22日からは火野さんの「こころ旅」も再開される。今回は和歌山をスタートして、奈良・京都・滋賀・山梨・群馬・栃木・福島・宮城・岩手・青森と回り、ゴールは北海道となる。私の旅とはコースが逆でニアミスの可能性はなさそうだが、どんなところが紹介されるか楽しみで仕方ない。

と言う具合に毎日時間をつぶしているが、心配はヤッパリ新型コロナである。この先いつまで体が動くか分からないオジン、三回目のワクチンを信じて少々無理するつもりでいるが果たしてどうなりますやら、、、