2023秋 北海道・東北放浪記(27日目)

トンだ肩透かし

今朝気付いたが、ここ道駅「にしね」から雨上がりの青空にちょっと帽子をかぶった岩手山がよく見える。予報は「朝晴れのち曇り」、でも大気は不安定とのこと。今日八幡平を周り、明日盛岡市内をアチコチ観るつもりだったが、どう見ても天候は明日の方が良さそうなので、とっかえることに。

8時過ぎ、「にしね」を出発。途中工事渋滞などあり、9時ちょうど、「盛岡城跡公園(岩手公園)」の地下駐車場に車を入れ散策開始。盛岡は何度も訪れてるが、ゆっくり散策するのは初めてだ。

岩手県庁と原敬銅像、隣の盛岡地方裁判所敷地内にある「石割桜」が今日のお目当てだ。「鬼滅の刃」もビックリ、ホントに巨石を真っ二つに割って桜の古木が葉を茂らせている。石の中はどうなってるんだろう???

城跡公園をゆっくり歩く。本丸跡には、戦時中金属供出のために南部利祥中尉の像が撤去され、台座だけが残っている。

城内の紅葉も始まったばかり、石垣は崩壊の恐れがあるため現在、解体修理中である。

公園の北側にある「桜本神社」。バックの石垣の上にあるのが「烏帽子岩」。三の丸付近に大きな岩があり掘りほりすすんだところ、巨大な三角岩が出現。神事・儀式に用いる縁起の良い烏帽子に似てることから南部藩の守り岩として大切にされたとのこと。

「もりおか歴史文化館」を見学する。特別展があるため、入館料は300円。盛岡は古文書が多く残されておりこの特別展「罪と罰」もその一つ、江戸時代に発生した事件と犯人に課せられた罪状などの記録である。「酔って騒いだ」「物を盗んだ」「主人の寝首をかいた」「毒を盛った」などいろいろな判例が展示されていた。

常設室には南部藩の設立、盛岡城の建設過程、江戸時代、維新の対応と後の発展、南部家のお宝、などが展示されている。

11時過ぎに外に出たらかなりの雨が降っている。八幡平に行かなくて正解である。車に戻り、ランチに出発。公園からすぐの「盛岡八幡宮」に車を入れ、先ずは社殿に詣でる。

寄ったのは神社向かいの「初駒わんこそば本店」だ。もう30年以上も昔に挑戦したことがあり、記録はたしか120杯だった。20数杯でそば一杯分というから今日の目標は80杯に決めていた。11時半、意気込んで入店すると「今日は団体さんが入っていて手が回らす、わんこそばは出来ない」という。盛岡に寄った最大の目的が「わんこそば」、トンだ肩透かしである。朝飯抜いていて今更他店を探す気力もなく、「板そば」1,100円に「海老天」440円を付けて食べる。わんこそばにしたら何杯分だろうと考えながら、あっと言う間にかきこんだ。

午後から庭園の「南昌荘」、「岩手博物館」に行くつもりだったが、月曜は定休日のため断念。スマホで探し「SPA銭湯ゆっこ盛岡」で一風呂浴びる。入湯料680円、あまり広くはない露天、内湯は入浴剤で青白い「ミルク風呂」にサウナと大きめの水風呂があった。

スーパーで買い物し、14時過ぎ、道駅「にしね」に戻る。今晩もお世話になりま~す。

明日八幡平を廻る予定だが、そのあと角館の武家屋敷に行くか、盛岡経由で花巻・遠野に行くか、迷っている、、、