2023秋 北海道・東北放浪記(17日目)

連日の荒天待機

今朝は5時に目が覚める。ここ大樹町では青空も見えてまあまあの天候だ。斜め後ろで車中泊してた軽トラのキャンピングカー、年金世代のご夫婦が泊ってたようだがドアプレート含め「DIY感」いっぱいでカッコい~、、、

天気予報を確認すると、これから向かう峠越えの浦河は20m/sec近い暴風雨が昼過ぎまで続くらしい。浦河までは約1時間、取りあえず8時出発は止め様子を見ることにする。

6時半、飛んでるツルを探しに昨日の畑地に行ってみる。すると幼鳥1羽を連れたツガイを発見。ダメ元で細道に入り近づいていくと、気付いたパパ鳥がケタタマシイ声で鳴き始め、次いでママ鳥も一緒に声を上げる。「飛ぶかな?」とデジカメを構えるが、3羽揃って足早に時間つぶしに道駅「忠類」に寄る。

9時のオープンを待って敷地内の「ナウマン象記念館」に入る。入館料は、JAF会員100円引きの200円だ。

1969年に道路工事中にナウマン象の臼歯を発見、その後町民の全面協力もあり世界でも珍しい全身骨格が出土した。現場は昨日寄った晩成温泉の近くで、以前行ったことがある。展示はレプリカだが、全身骨格、発見された地層などのパネルなどが展示されている。館内はずっとワタシ一人だったが、出る頃になると観光客も入ってきた。

ここでまた天気を検討。浦河の暴風雨は昼過ぎまで続くようだし、今日の最終目的地である新ひだか町を含む日高東部域は夕方まで強い西風が吹く予報だ。今日走るのはあきらめ、もう一日ここで待機することに決めた。

となれば、時間をつぶすには温泉が一番。その前に腹ごしらえと、更別町の「あさひ食堂」で「餡かけやきそば」900円を食べる。アツアツで餡も焼きそばもタップリ、フウフウしながら汗を拭きふき平らげた。

近くの公園で時間調整し、13時オープンの更別福祉の里温泉に入る。ここは何回もお世話になっていて、入湯料450円。緑がかったサラサラの湯で、石に囲まれた温めの露天が気持ちよい。今日で三日連続の温泉三昧、リンゴのホッペにますます磨きがかかってきた。

30分ほど走ってまた道駅「コスモール大樹」に戻ってきた。今晩もここで泊、明日は8時過ぎに出発し、今度こそ浦河を目指すつもりだ、、、