二年前にとほ宿に加盟したこの宿、40前後の若いご主人一人で切り盛りしているので、定員8人に抑えているとのこと。ご主人の車で6時半から近くの畑へ丹頂鶴ウォッチングに出かけた。
見つけるまでアチコチ走り回ったが、一旦群れを発見するとあっちにもこっちにも、メニー・メニー丹頂鶴である。
同宿した同年配の大阪ライダーともども夢中でシャッターを切りまくる。優雅な動作を見てると、本当に飽きない。
飼料用トウモロコシ畑の刈り取りが終わった今頃が、一番頻繁に観ることができるそうだ。最高のシーズンに来ることができて、ラッキーだった。
9時過ぎ宿を出発し、ちょっと寄り道で広尾方面へ向かう。
20分ほど走り、広尾市街にある丸山森林公園の展望台に到着。狭い急な山道の苦労も、この景色が癒してくれた。
この丘の途中にあった「サンタランド」。フィンランド公認らしいが、地元の人もクリスマスになると思い出す程度と言う。
宿のご主人に教えられ、月一開催の広尾漁協直売会に寄る。目玉は今が旬の「秋味」、来月は10月解禁のシシャモが人気になるらしい。サケ汁が無料で振舞われ、勿論私も戴いた。
値段はかなり安く、10時開店の30分後には店終いとなった。最後に購入した客からたらこや秋味一本が当たる大盤振る舞いの抽選会が行われ、当選した人は大喜びだった。
東へ戻り、大樹町の「航空公園」へ。例のホリエモンさんがスポンサーとなっている民間宇宙基地だ。しかし入れるのは駐車場と無料の資料館のみ。ここからは発射台は見えないし、資料のパネルは細かいし、オジンにはちょっと残念だったな。
国道336号から236号線で浦河へ。襟裳岬を通らない、通称「天馬街道」と呼ばれている。広尾側からの峠越えは初めてだ。途中、翠明橋脇の駐車公園で一休み。空いていたので、マイペースの速度で気持ちよく走り切る。長いトンネルを抜けて浦河側へ出ると、牛さんから馬さんへと牧場の風景が一変した。
海岸線の国道235号線を西へ。少し遅くなったが、静内近くのドライブイン「あさり浜」で天丼(850円)の昼食を食べる。大きな海老に、白身魚、イカ、ピーマン、ナスが載っていてボリュームたっぷり。このあと道の駅「新冠」で時間調整の休憩を取り、今晩のとほ宿「ふかふか亭」へ向かう。
国道から内陸へ入ったサラブレッド銀座。入口に駐車公園があり、広い牧場と放牧中の競走馬を見ることができる。
さらに進むと「優駿メモリアルパーク」がある。私でも名前を知っているオグリキャップの銅像や館内には各種の記念品が並べられ、グッズも売っている。ここに多くの名馬が眠っているという。
16時半、宿に到着。17時過ぎ、近くの温泉施設「レコードの湯」へ送り迎えしてもらい一風呂浴びた。明日は強雨がほぼ確定的なため、連泊を決めた。連日走っていたので、神様が設けてくれた「休養日」ということだろう。