2023春 北海道気まま旅(49日目) 熱風モドキ

昨日の爽やかさはどこへやら、今日は南風が強くベタベタする熱風モドキで体にまとわりつく感じだ。

朝食に、先日枝幸町のO活魚を訪問した際に頂いた、函館の老舗レストラン「五島軒」と共同で商品化したという「さるふつホタテバターカレー」を食べた。母船式サケマス漁業華やかなりし頃、出漁前日の昼に各船団の船団長・漁撈幹部が五島軒に集まり、初投網する漁区(最初に独航船を展開する場所)を選定する会議を開く。終了後は全員で「カレーライス」を食べ、漁場での健闘を誓うのが習わしだった。

湯を沸かし「サトウのご飯」と「レトルトカレー」を温めること20分、ようやく完成だ。大きな帆立が丸々2個入っており、適度な甘みと辛さを兼ね備えたコクのあるルーとの相乗効果で旨い。ゴチソウサマでした

 

8時半、始動。抜海を抜け向かい風のオロロンラインを南下する。利尻はこの時が一番良くてこんな状態だ。

1時間ほどで湿原センターに到着。エゾカンゾウの様子は一昨日と変わらず、まだ遊歩道近くはマバラである。薄紫はノバナショウブだろうか。野鳥も鳴かず、足早に木道を一周して引き揚げる。

 

30分ほど走り、湿原の南となる「幌延ビジターセンター」に行く。バンケ沼沿いに片道600mほどの遊歩道が整備されており、湿原越しに利尻を臨むことができた。北よりエゾカンゾウは少なくカキツバタが結構ハバを効かせている。

ノビタキとコヨシキリと思われる2羽の野鳥をゲットした。ヤワヤワと歩いたつもりだが、湿度が高いので汗をかいた。

 

この先は海岸線に戻って南下し羽幌か苫前まで行くつもりだったが、向かい風が強いので取りやめ。国道40号線に出て南下、途中道の駅で休みながら、13時半、道駅「びふか」に到着する。「喫茶あるむ」で「冷麺」900円でランチする。

 

同じ道はつまらないので、美深からは国道275号線朱鞠内湖の東側を走り幌加内へ向かったが、途中で気が変わり国道239号線で、15時過ぎ、道の駅「しべつ」に到着。今夜はここで泊することに。

もうすぐ18時になるというのにまだ26℃もある。時間ごとの予報を見ると0時過ぎまで20℃以上の熱帯夜となっている。北海道に来てこんなことは初めてだ。

明日は当麻の「上野ファーム」に寄り、美瑛に行くつもりだ。